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2008-10-31 “金髪豚野郎”騒動


きのう、晩ゴハンのあと、久しぶりにTVをつけた。泰葉さんの記者会見映像を、どこかで流してないかな……、と思いながらチャンネルを切り替えたあげく、「これしかない!」とNHK『7時のニュース』に決めた。わかっている。おとといおこなわれた記者会見を、タイミング的にも内容的にも、硬派のニュース番組が絶対流すわけがない。でも、この時間帯、どの局もドラマかバラエティ番組なんだもん。中でも一番可能性があるだろうNHK『7時のニュース』に奇跡を願ったが、叶わなかった。

泰葉さんが小朝さんを“金髪豚野郎”と呼んでいるということは、ネットニュースで知っていたが、「犬も喰わないでしょ」と放置していた。で、ここ数週間、TVを観る時間もなく、ネットニュースをなめるように読む余力もない間に、“金髪豚野郎”問題が、いいカンジに育ち、私のある疑問を解明してくれた。

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偉大なおとうちゃんが早逝したあと、世間知らずのおじょうちゃんのようなおかあちゃんが、一族を束ねなければならなくなったということって、政界でも財界でも、よくあるパターン。利権をむさぼろうと、おかあちゃんを騙しにやってくる狼もいるだろうし、「おとうちゃんが偉大」だったってことは、残された人々に多くの富と試練を与える。当然、一般人には想像できない苦労があるでしょう。

故林家三平さん一族は、その苦労を独特な方法で乗り越えようとしている。まず、泰葉さん(もしくは、美どりさんでも可)が「金髪豚野郎!」と、パンクな一撃で、閉息した一族を活性化させるための破壊行為をする。そこに、前名こぶ平さんや一平さんが登場し「こりゃ大変だ!大変だ!」と、おろおろしつつも賑やかしで場を繋ぎ、最後に、香葉子さんが「どーも。スミマセン」と登場し、一件落着。

「三平師匠の才能を一番受け継いでいるのは泰葉さん」って言われているが、私は、一族全員で“偉大なおとうちゃん”三平さんの真似をしているような気がしてならない。確かに泰葉さんの言葉感覚は面白いが、彼女だけでは、場を繋ぎ、「どーも。スミマセン」のキメ台詞までもっていけないだろう。誰が、“偉大なおとうちゃん”三平さんに一番似ているか競い合い、切磋琢磨しながら、それぞれの得意な三平さんを演じ、チームプレイできちんと役割をまっとうしている。仲がいい。

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個人的な好みでは、故林家三平さんの落語はあまり好きではない。曖昧だったその理由が、今回の騒動で認識できた。一族のドタバタ騒動がイコール、三平さんの噺の構造と思えた。「どーも。スミマセン」で終わらず、どう展開していくかが、“偉大なおとうちゃん”を乗り換える鍵でしょう。

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2008-10-27 東京国際映画祭クロージング・セレモニー


カザフスタン映画『トルパン』が東京サクラグランプリと最優秀監督賞を獲得。この作品、苛酷な大自然の中で生き抜くための遊牧民青年の嫁取りを、ユーモラスに描いている。主人公のアサは、やっと見つけた花嫁候補トルパン(チューリップの意)に「耳が大きすぎて嫌い」とふられてしまう。さあ、どうする!? ってところからストーリーが展開していくのだが、砂嵐は起こるわ、羊はいきなりお産するわで、もー大変。愛だの恋だのなんて言って、うつつをぬかしているヒマなんかないんです(笑)。

個人的には、今年の2月に公開された、同じく遊牧民を描いたモンゴル映画『トゥヤーの結婚』とだぶってしまい、そんなに新鮮さはなかった。けれど、『トゥヤー〜』の婿取りと『トルパン』の嫁取りのすったもんだはコインの表裏のよう。女と男の関係を双方から捉えることができ興味深かったな。やっぱり、女は強いね。カザフスタン人でもモンゴル人でも、日本人でも同じ。とくに“結婚”ってものに強いです(笑)。

そうそう、この作品のセリフは、カザフ語とロシア語が混ざっているらしいのだが、劇中の言い争うシーンで、青年が「おんどりゃぁー!」という発音で叫んだのでびっくりした。そのときの字幕が、「この、大馬鹿野郎!」だったので、さらに驚いた。カザフ語orロシア語って関西弁に近いのか!? というか、「おんどりゃぁー!」の語源はカザフ語orロシア語なの!? ……そんなことないよね、私の空耳か!? ご存知の方がいらしたら教えてください。映画祭を有終の美でシメようと思ったのに、また脱線しちまった。ということで、東京国際映画祭レポートは、とりあえず、これにて終了です。

写真一番左/『トルパン』セルゲイ・ドヴォルツヴォイ監督 下/グランプリとわかった瞬間のドヴォルツヴォイ監督と女優のサマラ・エスリャーモヴァさん、アサを演じたアスハット・クチンチレコフさん



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映画好き女子200人が選んだ「私が好きなラブシーン」ベスト15
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2008-10-24 東京国際映画祭7日目


今日で映画祭のプレス試写も終了(映画祭の一般上映は26日(日)まで)。さて、どの作品がグランプリに選ばれるのでしょ? あの映画だったらいいな……。発表は、26日(日)14時から、渋谷のBunkamuraオーチャードホールでおこなわれるクロージング・セレモニーにて。睡眠時間を削っても参加する予定。楽しみです。六本木ヒルズの、ちょっと興味深い写真をアップしました。
        
ヒルサイド2Fより見える東京タワー 映画祭開催中、ウエストウォーク入り口にディスプレイされているYOYOTAのエコカー。本物。知らないで自動ドアをくぐり、びっくり! 
        
アリーナからタワーを仰ぎ見る。近未来映画さながらの光景。 メトロハット・ハリウッドプラザ1Fにあるモトヤマミルク・バーの牛

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2008-10-23 東京国際映画祭6日目


今年の映画祭の審査委員長は、アンパパこと、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーパパであるジョン・ヴォイトさん。とんでもない略し方で申し訳ないが、娘さんのほうが、映画ファンじゃなくても知っている人が多い。現在のアンパパは、娘から「親の七光り」の恩返しとして「子の七光り」をうけているかんじ。

アンパパ出演作品で大好きなのは、ダスティン・ホフマンとダブル主演した『真夜中のカーボーイ』(1969)。いい映画です。あの脆くて朴訥な青年から、なぜアンジーのような娘が生まれたのか謎ではある。が、それはさておき、アンパパも私と同じく六本木ヒルズでは
体内磁石が不調になるそうで、それをかなり楽しんでいる模様。

「六本木ヒルズは迷路のよう。秘密の迷路や隠し扉がいたる所にあって、ホテルの部屋まで案内がなかったら絶対にたどりつけない。こんな設計をしたした人はすごい!」とコメントしている。アンジーだったらアンパパと違って、案内がなくても野性の嗅覚と並外れた空間認識能力で、隠し扉を蹴破ってまでも、いつの間にか目的地に到着してしまうイメージがあるなぁ(笑)。現在公開中の『ウォンテッド』の彼女も、まさにそんな役柄だものね。

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話がかわりますが、映画祭参加作品の一般上映には、開映前もしくは後に、製作者と出演者の舞台挨拶orティーチ・イン(質疑応答)がセットされている。プレスも、指定された一部の一般上映を観ることができるので、今日は、食事時にかかることもあり、お茶とおやつ持参で参加してみた。かなり楽しかったな。もちろん映画ですよ。隣席のプレスカードを下げた女性は、ホットドッグほうばっていました。うまそうだった。ホットドッグにすればよかった……。おいっ!

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2008-10-22 東京国際映画祭5日目


映画祭メイン会場である六本木ヒルズにもだんだん慣れてきた。昔からあそこは、私にとっては磁場が狂っているとしか思えないほど体内磁石がまったく作動しない場所。つまり、ただの方向音痴ってことデス。

それはさておき、映画祭のプレス試写は、従来のプレス試写と趣きが違い、これまた楽しい。普段、映画配給&宣伝会社から案内状が届くプレス試写は、都内20カ所程の試写室で上映される。ほとんどの試写室が映画会社の中にあり、規模もさまざま。単館劇場より大きなスクリーン&座席数の試写室もあるし、高級ホテルのような広いロビー完備のところもある。こう書くと、一般劇場と変わらないのだが、やっぱり違うのだ。ロビーも試写室も、靴音が響くぐらいすっごく静か。もちろん飲食不可。映画を楽しむということは同じだけれど、家族・友人・恋人といっしょにわきあいあいと観るわけではないから、一人で作品に対峙するという、よい緊張感が漂っている。

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通常のプレス試写は、公開数カ月前に郵送&メールで日程表が届く。ひとつの作品につき10回ほどの試写がおこなわれる。数年前の『グエムル』の試写のときは、二度ほど角川映画の試写室に行ったのだが満員で入れなかった。しかし、ありがたいことに、配給元が、劇場や他目的ホールでおこなわれる一般試写会で鑑賞できるようセッテイングしてくれた。

一般試写会は、また違った独特の雰囲気がある。まず、満員だってこと。人気作品以外、一般劇場が満員になることはあまりないものね。大好きな『グエムル』は、公開後、再度一般劇場で観たけれど、ガラガラだった。いい映画なんだけどなぁ。……それはともかく、一般試写会は、プレス試写と違って、泣いたり笑ったり息を飲んだり、ポップコーンほうばったりで(笑)、観る側のリアクションがストレート。その得体の知れぬエネルギーみたいなものが、映画を観るテンションを高めてくれ、それはそれで楽しかった。

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で、東京国際映画際では、六本木ヒルズにあるシネコンのいくつかのスクリーンを、プレス専用の試写室としている(一般向けにも映画祭参加作品を上映中)。一般劇場だからエントランスに入ると、売店からキャラメル風味の甘くて美味しい匂いが漂ってくる。思わずカウンターで注文してしまいそうになりながら、試写ブース入り口へ行くと、IDカードをスキャンチェックされる。座席指定ではなく好きな座席に座ってよし。それから飲食OK。さすがに食べている人はいないけれど。

通常のプレス試写は時間厳守で、開映時間は正確、開映後には絶対に入れてもらえないのだが、映画祭では、そのあたりが緩やか。「あら? まだ始まらないのかな」だったり、一般劇場と同じで、遅れて入ってくる人、途中で出て行ってしまう人もいる。勤勉で厳格な日本基準を国際基準にしているのかな(笑)。もちろん、海外のプレスが多い。先日、バリ島が舞台の作品を観たとき、隣席がインドの女性プレスだった。彼女から上等のお香のような香りが漂ってきて、劇中でもお香をたくシーンが頻繁に登場し、スクリーンから香りがしているようだった。

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ということで、他にも書きたいことがたくさんあるのですが、今日はこのへんで。ゴメンナサイ、しばらく、日記の更新が変則的になります。

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2008-10-20 東京国際映画祭オープニング


51組の映画&ゲストチームが登場。なかでも宮藤官九郎監督率いる『少年メリケンサック』チームが愉快だった。メンバーが登壇する前に、10人ほどのアフリカ系アメリカ人が物々しく舞台左右に陣取って場内に睨みをきかせた。なんだなんだと思っていたら、宮藤監督たちが、映画の内容とフォーマルを折衷した、いかした衣装で登場。なるほど、舞台左右で睨みをきかせている人々はSPってことなのね。自らこのイベントを楽しみ、独自の演出で、愉快にさせてくれたクドカンって、やっぱりすごいな。

クドカンチームの数組後、SPを率いて麻生太郎さんが登壇。本物のSPは、全員壇上には上がらなかったけれど、総勢20名ほどの御一行。実際に目の前にするとすごい人数! 数では、当然だけど麻生SPのほうが迫力あり。カッコよく愉快なのは、断トツ、クドンカンSPね。

映画祭事務局によると、麻生さん参加の経緯は、「毎年、歴代総理にご案内しています。セレモニーへの参加、御挨拶は何度かありますが、屋外のカーペットを歩き、映画もご覧いただくのは初めてのこと。日本と中国の友好の証しでもある『レッドクリフ Part1』に是非とお声をかけたところ、思いもかけず来ていただくことができました」とのこと。麻生さん、東京国際映画祭公式カタログのコメントには1行目から終行に至るまで、アニメのことしか書いてなかった。らしいね(笑)。首相で「蝶タイが似合う」と思えたのは麻生さんが初めてかも。そうそう、SPが気になって、総理の生写真、撮り忘れました。

↑舞台左手にいる麻生首相のSP!?秘書!?
    
↑舞台左手に陣取った宮藤監督のSPたち
  
↑巨大スクリーンに映し出された麻生さん ↑宮藤監督率いる『少年メリケンサック』の出演者、右から佐藤浩市さん、宮崎あおいさん、木村裕一さん、三宅弘城さん?トモロヲさんかな?
      
↑舞台右手、トヨタの白いエコカーの前に宮藤監督のSPたちが勢揃い。左端の人が小型マイクで状況報告しているフリ!?

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