インターネットは大きなキャンバス
「Thanksgivingの週末だけで5万ダウンロード」を目指してリリースしたOilCanvasだが、おしいところで目標の5万には届かず46,763。数字にこだわる私としては少し悔しいが「Big Canvasってなんだか面白いソフトを作る会社がある」ということをこれだけの人に知っていただけたことは多いに評価できる。
元々がPhotoArtistのレビューをたくさん書いてもらおうという趣向で始めたこの無料キャンペーン。「有料でも十分に売れるだろうアプリを無料で配布してしまうことの利点・欠点」を私なりに考えたのだが、「無料配布により損失した売り上げよりも多くの売り上げをPhotoArtistであげることができれば良かろう」というのが私なりの判断。
ここのところの数字をみる限りOilCanvasのユーザーの増加にともないPhotoArtistの売り上げも順調に伸びており、その意味ではマーケティング効果は十分にあったと言える。
これで7月にリリースしたPhotoShareに続いてSmallCanvas、PhotoArtist、OilCanvasと計4つのアプリをリリースしたわけだが、難しいのはここから数少ないリソース(私を含めてエンジニア二人)をどう配分して、「既存ソフトの機能アップ」と「新商品の開発」をバランス良く進めて行くかという部分。これだけユーザーの作品が集まって来ると、「コンテスト」のようなものもぜひとも実施したいのだが、それにもやはり開発リソースが必要。やりたいことが多すぎる!
ちなみに、下は昨日から今日にかけてPhotoShareに投稿されたOilCanvas作品の一部。やみくもに細かく書き込むのではなく、大きめのブラシを大胆に使って描いた作品の方が「味がある」と感じられる点が興味深い。その部分こそが「アート・感性」と呼ばれる部分なのだろうが、こういうツールを提供することによって多くの人たちが「創作活動の楽しみ」をより多く得ることができれば本当にすばらしいと思う。
Big Canvasという会社のビジョンが「The Internet is a canvas, a really really big canvas, large enough for everybody in the world to participate (インターネットは大きなキャンバス、世界中の人が参加できるぐらいとってもとっても大きなキャンバス)」というひと言に凝縮されているのは、まさにこういう話である。