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喇叭の日々 |
意外に楽器のインプレッションって、少なくないですか?実際に購入して吹いていた楽器の簡単なインプレッションです。
あんまり参考にならないと思いますが・・・(^^;
正直に言って、B,C管はBachで、Es-D管,picc.はシルキーを買っていれば間違いもないし、困りもしないと思います。でも、どうしても「試して」見たくなる性分らしく・・・フラフラと色んな楽器を買ったものです。正直言って、殆ど趣味です(^^;
しかし、総額は結構行ってるなぁ(^^; お陰で「ローンの輪廻転生」モードが続いております(笑)
でも、こうして書いていると使っていた当時の事を、匂いや色も含めて色々とフラッシュバックします(^^)
マウスピースインプレッション
コレも書き出すと止まらなくなるのですが・・・(^^; ま、書いてみましょう。
現在所有している、もしくは長く使ったことのある型版しか書きません。悪しからずm(..)m
●各部説明と傾向
あくまで、一般的に言われていることを中心に書きます。音域や使用用途によって全く違う傾向になることも、当然有ります。
出来るだけ客観的に書こうと思うのですが、僕が吹いて感じた事ですから、当然、僕の主観も入ってきてしまいます。
ご理解の上、ご注意下さい。
リム幅
リム:唇に当たる部分。その形状。
幅は広い方が耐久性は高い半面、柔軟性が損なわれる。ただしハイポイントの位置や高さによって、いちがいには言えない。
ハイポイント
リ ムの中で一番高い「山」の部分を指す。ハイポイントが内側に有るものはカップ直径が小さく感じ明確な発音をもたらす。ハイポイントが外側に有るものは耐久 性を助け柔軟性を増す。ハイポイントが低いものはフラットな形状を感じさせ耐久性を助ける。ハイポイントが高いものは柔軟性を助ける。
リム外側
意 外に軽視されがちだが、プレイヤビリティーに大きく関係している。唇が柔らかくプレスが強いプレイヤーや、楽器の向きが顔の向きに比べて大きく上下してい るプレイヤーには特に関係が強く感じることだろう。そのタイプのプレイヤーにとってはリム外側が丸い方が楽に感じる事が多い。
エッジ
リムとカップの接合部。ハイポイントと密接に関係しているので場所の特定は難しい。一般にシャープなものは明確な発音をもたらし、丸いものは柔軟性と耐久性を助ける。個人的にはエッジがシャープだと、より明るい音色をもたらすように感じる。そうでもない、との意見も有り。
カップ直径
大きなものは豊かな音色を持ち、広いダイナミクスを有する。半面耐久性やコントロールが難しく高音を出すのが困難。小さなものは耐久性を助けコントロールが容易だが、細い音色になったり低音の発音が困難になる。
カップ形状
UカップとVカップに大別される。Uカップは明るく明確な音色を持つが抵抗感が若干強くなる。Vカップは柔らかい音色を持つが抵抗感が若干少なくなる。だが、極端に浅いVカップは逆にもっと明るい音色を有する傾向が有る。
カップ深さ
深くなるほど豊かな音色と柔軟性を増す半面、高音が困難で耐久性に劣る。浅くなるほど明るい音色と耐久性を増す半面、低音が困難でコントロールが難しい。深い方が柔軟性を増す傾向も見られる。
ショルダー
カップからスロートへと繋がる部分。この部分は主に抵抗感に関係しているようだ。ショルダーがなだらかであれば抵抗感は少なく、ショルダーが大きければ抵抗感が強い。
スロート
広いほど抵抗感が少なくなり太い音色になる傾向があり、耐久性には劣りコントロールが困難になってくる。細くなるとその反対。
バックボア
スロートからマウスピースのシャンク(楽器本体と結合する部分)の出口までの部分。緩やかな広がりを持つ。この広がりが急激になるほどスロートの傾向と、ほぼ同じ傾向を持つ。「シュミットボア」と呼ばれる急激に広がるタイプのものが有名。
シャンク
楽 器本体へ、どのくらいの長さで密着・結合しているかが問題になる。マウスパイプとの距離が重要。一般的に2mmくらい空いている方が良い、と聞くが、それ も一慨には言えない。広い方が抵抗が増す。ピッタリくっついてしまうと使用しているうちに深くはいるようになってきて、レシーバー側かシャンク側の先端が 削れてしまい、がたつきの原因になることも有り、その方が問題になる可能性も有る。ボブリーブスというメーカーからスリーブと言う付けかえ型のシャンクも 発売されている。コレにあうように既存のマウスピースを加工することも出来る。
●Bach
優秀な楽器メーカーですが、優秀なマウスピースも数多く作っています。
番号が大きくなるほどカップの直径が大きくなります。末尾のアルファベットはカップの深さを表していて、A→無し→B→C→D→E→Fの順番で浅くなっていきます。また、更に最後にWが付くモノはクッションリムといって特に幅広のリムが用意されています。
1C
ク ラシックのオーケストラなどで好んで使われているようです。一番大きい直径を持ちますがバランスが良く中庸なサウンドが特徴か。中庸な広さのリムとバック 独特のやや内側よりのハイポイントを持つ。人気のマウスピース。昔のモデルと今のモデルではリムシェープが違う。今の方がハイポイントが高くエッジが シャープ。
1 1/2C
1Cより薄くエッジのシャープなリムを持つ。1Cより若干浅いカップで典型的なUカップ。コレも人気のマウスピース。1Cより華やかで明確、かつ軽快な音色を持つ。抵抗感はやや強めか。
1 1/4C
11/2C くらいの幅のリムを持つがハイポイントが中央に有り丸みを帯びている。エッジも然り。11/4Cより更に浅いカップを持ちUカップ。明るく柔らかい音色が 特徴。良く通る独特のサウンド。VincentBach自身が使用していた、と昔のカタログで読んだことが有る。
1B
1Cと同じで深いカップ・・・と言うことだけど、リム内側のエッジがやや鋭い個体が多い。典型的なUと言うよりはややV形状を持つ。当然1Cより若干ダークサウンド。
1
1Bと同じ特徴で、深いカップを持つ。1Bより更にダークで、今の僕の体力ではソロの演奏は不可能。別名身体に悪いマウスピース(笑)ただし、全てが最大サイズの豊かなサウンドは魅力的。
1X
昔の1.をモデルにした、と以前のカタログで見た記憶が有る。リムはやや幅広のフラットなタイプ。カップ形状はU。意外にしっかりとした抵抗感が有り、耐久性も助けてくれる。1より華やかなサウンドで芯が有る。
2C
1Xより幅広でハイポイントが低く、ほぼ中央に位置するフラットなリムとシャープなエッジを持つ。典型的なUカップ。このリムは耐久性と明確な発音を併せ持ち、安定感のある落ち着いたサウンドが特徴。抵抗感は、やや強い、か?
2
2Cとほぼ同じ形状のリムと言っていいと思う。コレも典型的なUカップを持つ。珍しく同等の形状のリムを持つため、マウスピースの持ち換えに有利。深いカップだが芯が有り良く通るサウンドを持つ。発音も明りょう。
2 1/2C
深 さは2Cと同等ながら、ショルダーが落ちている。クッションリムのようなハイポイントがやや内側に有るタイプで、幅広。クッション程は広くない。リムエッ ジは非常にシャープ。2Cより浅いカップとややVに近い形状。明るく明快なサウンド。プレイヤーによっては、このクッションタイプのリムは逆に「痛い」と 思うかもしれない。
2 3/4C
2Cよりは薄いがより丸みを帯びてハイポイントはほぼ中央に位置するリムを持つ。Cカップの割りには深いカップが特徴。落ち着いた滑らかなサウンドが特徴。全ての形状が丸い印象が有る。スロートが細く感じるのはショルダーが狭いからだろうか?抵抗感は強め。
3C
やや幅広でなだらかな形状のリムを持つ。ハイポイントもほぼ中央に有る。Cカップの割りに浅いリムが特徴。比較的楽に高音が出せ、クラシックからポピュラーのセクションまで幅広く使える。特に華やかで拡散するようなサウンドを有する。
3B
リム幅は3Cと同じくらいだが、丸みを帯びた形状をしている。カップは確かに3Cより深い。若干Vカップに近い形状をしている。全体の印象では2 3/4Cに近い。サウンドも似ていて丸みを帯びたサウンドを有する。
3
リム幅は3Cと同じくらいだが、ややフラットな形状をしている。カップは若干Vカップに近い形状をしている。リムエッジは比較的丸い。深い割りに高音も楽で、豊かなサウンドが特徴。柔軟性と耐久性とプレイヤビリティーのバランスが良い。
5C
リム形状は1 1/2Cに似ている。やや薄くハイポイントが内側で高い。Uカップ形状。明快な明るい音が特徴。
5B
リム厚みは5C程度だが、ハイポイントは中央に有り、ややフラット。Uカップのまま5Cより深くなっている。当然丸みを帯びた音色になる。
6C
旧刻印では2Cとリム形状が似ている。新刻印では2 1/2Cに近い形状を持つようになったと思う。Uカップを持ち、標準的なCカップの深さ。華やかだが過度にならない良さが有る。
6
6Cと比べるとリム形状がフラット、すなわちハイポイントが低い。位置も中央よりになっている。カップの深さは典型的な「無印」の深さよりは、やや浅いか。
7C
Bachの標準タイプとされている。5Cと同様なリムを持ち、薄くハイポイントが内側に配置されている。Uカップ。
7E
7Cと、ほぼ同形状のリムを持ち、更に浅いカップを持つ。典型的に華やかで芯のある音色が特徴。PiccoloTrumpetに良く使用されている。
7EW
7Eと同形状のカップを持つが、クッションリムで非常に厚いリムが特徴。Bach独特のハイポイントが極端に内側かつ高い位置に有る。PiccoloTrumpetに良く使用されている。
近年、マウスピースII型(Bachにそっくり(笑))になってから、特に良くなった。サウンドは全体的に、やや平面的な感じを受けるかもしれない。
仕上げや個体差(音色等)の少なさは特筆出来る。
また、重量を増した本体と、リム・カップ・バックボアなど内部に金めっき処理を施した「カスタム」、材質に純銀を使った「カスタムシルバー」が有る。ただし、全ての型版に有るわけではない。
「カスタム」タイプは、ノーマルに比べて芯が有り、クリアーな音色が特徴。
「カスタムシルバー」は、ノーマルに比べて、ソフトな音色を有し、抵抗感が少なめに感じる。
YAMAHAのマウスピースはカップ内部まで丁寧に研磨処理が施されている。Bachなどのように切削痕を残した方が音が良い、とも言われるが、その真偽は定かではない。
また、近年、シグネチャーモデルも活発にリリースし、好評を得ている。
17C4
Bach1Cに良く似ている。Bach1Cに比べてスムースな音色。また、よりフラットなリム形状を持ち、口当たりが良い。
16C4(カスタムシルバー)
Bach1 1/2Cに似ているがリム形状はよりフラットで耐久性を助ける。リムエッジも、やや丸みを帯びている。カップの深さが1 1/2Cよりも若干深いため落ち着いた音色を持つ。
14C4
Bach3C相当の直径と言われている。薄めのリムとハイポイントが高く内側に有るため明確な発音と、高い柔軟性が特徴。カップ深さは明らかにBach3Cよりも深い。
14B4
14C4と同じリムと言って良い。やや浅いカップを持つため、より華やかな音色が特徴。音の芯は思ったほどは無い。このBカップでBach3C相当の深さ。
14B4 (カスタム)
現在、Xenoシリーズなどに標準で付属している。14B4と同じリム形状の筈だが、明らかにフラットで厚い。ハイポイントも中央に寄っている。Bach3Cに似ていると言っていいだろう。3Cよりはエッジが丸い。
14B4 (カスタムシルバー)
カスタムシルバー共通の音色の特徴を持つ。形状は『カスタムの』14B4と同形状と言って良い。カスタムシルバー共通の特徴として、やはり若干ソフトで抵抗感は少なく感じる。
13D4
Bach6B相当か。同じ「4」リムを持つと言われるが、明らかに14x4シリーズ(II型)とは違ってフラットな形状を持つ。若干深いカップはUカップ形状。若干ダークなサウンドを持つ。リムエッジはそれほど鋭くない。
7A4
ピッコロやビッグバンドのリード奏者に向いている。カップ直径はBach10 1/2C 程度であろうか?浅いカップと広めのリムを持ち、且つハイポイントが低くフラットな形状をしている。エッジは、やや丸く、それぞれの相乗効果で耐久性を助ける。
エリック・ミヤシロ #1
例のエリックモデル。BestBrassのものに比べて若干リム・エッジが丸く感じるので、リム直径が大きく感じる。リム直径はBach 10 1/2Cぐらいに感じる。
その分、柔軟性が増していると言っていい。
バックボアはダブルバックボアで、ナニがメリットなのかわからないが(笑) バックボアの広がりが二弾になっているらしい。BestBrassのモノより自由に吹けるような感覚が有る。
リムは唇に負担がかからないように工夫され、やや幅広でリム内側のエッジも丸い。
抵抗感は強めながら、フレキシビリティーを損なう事が少ない。自由に吹けるような感覚を保ちつつ、ビッグバンドのリードなどに使われるような華やかで拡散するような、独特のサウンドを持っている。
間違いなく、傑作マウスピースの一つと言っていい。
#1より若干リム直径の大きな#2も用意されているので、#1で小さすぎると感じたら試してみる事をお勧めする。
主にJazz,Populer用のマウスピースとして定評が有る。固く、芯のある音色が特徴。リムは全体に広く、エッジも丸め。カップはVカップのものが多い。また、ノーマルは楽器のマウスピースレシーバーへの入る長さが短い。何か意図が有ると思われるが・・・
通常の1pieceタイプと、リムチェンジで2Pieceタイプのものも有る。
42M
リム内径はBach3C〜6C程度であろうか?中位のカップ深さと言うことだが、Bachで言うCカップよりは明らかに浅い。抵抗は強め。JazzPoluler用のマウスピースのメインで使用中。
42D
リム内径は42シリーズ共通。深い、と言うことだが、それでもBachなどのCカップに比べれば浅い。Vカップ形状を持ち、抵抗感は強め。当然42Mよりは落ち着いた、ダークな音色を有する。
ワンピースタイプのものと、リム・カップ・シャンク(ボディー)の3箇所に別れるスリーピースタイプのモノが有る。
No.3(スリーピース)
リムはBach5Bに近いか?リム直径はBach3相当?たまたま入荷した3WR(Wide&Flat)リムも所有。非常に厚く丸いが、Bachのクッションリムに似たハイポイントが内側に有るタイプ。
付属するカップはFl(フリューゲルホルン)の特に深いモノから、A,B,C,D,E,Fまで、段階的に浅くなるモノが付属。カップの深さはBachに準じていると言っていい。AカップはBachで言う無印タイプの深さ。
ボディーは通常のトランペット用のモノと、コルネット用のモノが付属。が、コルネット用は所謂アメリカンタイプのロングシャンクだ。
ノーマルリムとCカップの組み合わせでは・・・不思議なことに、楽器本体と同じ様な印象を持つ。非常にスムースで上品な音色を持つ。抵抗感は少なめに感じるが、少なすぎて耐久力に欠いてしまうような印象も少ない。
その分、当然(?)金属的な輝きには欠ける。
3WRリムは、時折クラシックでもジャズでも耐久性を要求されたときに使用するが、至って快適である。Wideリムのために若干、柔軟性が損なわれるが、それでも、一般的な演奏には十分なプレイヤビリティーを保持している。
ジャンルや楽器との相性によってカップだけを交換できるのは大きなメリットだし、自分にとって最も相性の良いカップを見つけるのにも好適だと思われる。
浜松に有るマウスピースやミュートのメーカー。規模こそ小さいモノの、非常に安定した品質と、優れた製品を送り出している。小さい規模だからこそのメリットが有るように思う。
国内の著名プレイヤーのシグネチャーモデルを出していることでも有名。
Eric宮城モデル
言わずと知れた名プレイヤー。リム内径はBach12C、か、それより若干小さい、か?カップの深さは非常に浅いUカップ。リムはフラット&ワイド。その割りにスロートは大きめなのだろうか?抵抗感は少ない。
エッジはヤマハのエリックモデルよりも若干鋭い。
僕にはリム内径が小さすぎる感が有るが、非常にバランスの取れた優秀なモデル。ハイトーンの独特の輝きを持ちながら散乱するようなサウンドは他に類を見ない。
長時間のハイトーンを演奏し続けることが容易である。
曾我部モデル
トランペット協会理事のモデル。上野の森金管五重奏団のトランペットプレイヤーとして有名。
リム内径はBach3,カップ深さもBach3相当であろうか?
リム幅は若干広く、ハイポイントも中央に近いが(Bach3に似ている)、エッジが非常にシャープな形状をしているため、発音が明瞭になっている。僕には長時間の演奏が不可能。エッジ形状がシャープな形状が好みな奏者なら問題ない。
また、スロートも若干大きめになっているため、息が入りやすい。
Bachのメガトーンのような外観形状を持っているため、重量があり、各部特徴と相まって、非常に重厚な音色を有している。稚拙な表現だが、「ギャ〜〜〜〜〜!」とならないタイプだと言える。
※マウスピース(選び)あれこれ
マウスピースは頻繁に変えない方が良い、とするのが一般的ですが・・・・
いったん迷い出すと止まらない(笑)
値段もBachやYAMAHAなら五千円程度、値が張るモノでも二万円程度。この値段が、浮気を呼ぶ(笑)
かく言う僕も既に自宅在庫(?)は50本を越えています。
自分が演奏したいジャンル、スタイルなどでマウスピースの選択の幅は非常に大きく、かつ楽器との相性なども考慮し出すと、それこそ無限と言っても過言ではありません。
ビッグバンドのリードなどでは耐久力とハイトーン、輝かしくパワフルな音色が求められることが多く、小さめの直径と厚めのリム、浅いカップなどが好まれています。
同じジャズでもソロ(コンボ演奏など)になると、自由で且つ長いアドリブ演奏が多く、太い音色と耐久力、柔軟性が求められ、小さめの直径ながら中庸から深めのカップ、厚めのリムなどが好まれるようです。
クラシックではオーケストラなどでは華やかな音色ながら他の楽器群との調和を保ちつつ大音量、柔軟性などが求められることが多く、大きな直径のカップ、中庸な深さのカップ、中庸なリムのマウスピースが好まれるようです。
クラシックでも吹奏楽になると、オーケストラに似たような傾向ですが、より耐久力を求めらます。オーケストラに比べるとカップ直径を小さめにしたりリムを厚くするなどして対応しているようです。
同じクラシックですが、金管バンドではコルネットを使います。いわばViolinパートの様な役割を演奏することが多く、他のコルネットと良く調和する音色を保つために深いカップ、長いフレーズを吹くために耐久性を助けるために小さめのカップの物が好まれます。
クラシックのソロになると、音量よりも柔軟性と耐久性を、より要求される傾向があります。また、ソロは多様なKeyの管を使いますから、そこでもまた、多様な傾向があります。
・・・ただし、以上は、あくまで一般的な傾向です。全く違うタイプを使っている人も居ます。クラシックの有名なソリスト、ロシアのティモフェイ・ドクシチェルなどはB flat管で7E使っていたこともあります。「一概には言えない。」この一言に尽きます。
物凄く明るい音色の唇や奏法を持ったプレイヤーは深めのカップを使うでしょうし、物凄くダークな音色を持ったプレイヤーは浅めのカップを使うでしょう。
それと、重要なマウスピース選びのポイントとして、個々人が抱える何らかの演奏上の欠点を完全に補えるモノではない、と言うことです。
例えば、良く問題にされる高音域ですが、それを補おうとして極端に小さく浅いカップのモノを使えば、一般的に柔軟性や柔らかい音色は損なわれます。また唇のトレーニングを妨げる場合もあるでしょう。
では、大きなモノなら良いのか?コレも一概にyesとは言えません。
また、練習量や経験によっても違います。経験豊富な鍛え上げられたプロの唇や身体なら、マウスピースによるプレイヤビリティーや音色の違いも明確に瞬時に判断できますし、マウスピースを変えてから十分慣れるまでの時間や練習量も取れます。
これが、アマチュアの方などで時間や練習量も取れず、特に初心の方などで、判断も不明瞭な場合はどうでしょう?あれこれ迷った挙げ句に無駄な時間を費やしてしまうことも有るかも知れません。もっとも、その無駄な時間も経験・勉強だ、とも言えますが。
また、プロでもアマチュアでも毎日コンディションは変化します。もっと言えば一日の中でも変化するわけです。その度にマウスピースを変えていたのでは、奏法の基準が分からなくなってしまいます。
「ばてて音が出なくなったから。」と言って練習や本番中にマウスピースを変えていきますか?そんなことをしたら、音程は不安定になるし、音を外すことも多くなるでしょう。勿論、それだって大丈夫な人も居るかも知れませんが・・・
僕 (の場合)は逆に「ばてて」来たからこそ同じマウスピースを使って「ばてた」状態でもコントロール出来るように努力しています。「ばてた」状態でのコント ロールはとても難しいですが、しかし、完全に「ばてて」居なくても多かれ少なかれ演奏すれば「ばてて」行くンですから、このコントロールはトランペットを 演奏する上でとても重要なことだと考えます。僕はマウスピースをあまり頻繁に変えると、(僕の場合は)このコントロールが掴めなくなってしまいます。
一般的に言われていることは勿論ほぼ正しいと言えるでしょう。ただ、それは間違いなく「絶対」ではない、と言うことです。
欠点を完全に補えない、と言う事については、例えば、ドッペル(二重音:濁ったような、違う音程が出てしまっているような状態)が出ている場合、一般的に深めのカップにするか、スロートを太くしたり、リムを厚くすると収まる場合が多いです。
が、逆に言えば、ドッペルが出るような吹き方をしている方が悪い、とも言えるわけです。上下の唇を強く締め付け合ったり、タンギングの瞬間に強く唇に舌を当てると、ドッペルが出やすくなるので、そのような奏法を練習で直せばいい、とも言えるわけです。
的確に且つ正しい指導を受け、一日に何時間も毎日時間を掛けて何ヶ月も、何年も努力をしてもドッペルが出るようならば何らかの身体的マイナスが有るのでしょうし、何らかの事情が有るように思われますからマウスピースを変えることで何らかの進歩がみられるかも知れません。
が、 数週間、ましてや数日、しかも、一日数分程度の練習では、マウスピースのせいなのか身体的問題なのか、全く判断が付きません。お医者様のようにはレントゲ ンやCTで瞬時に問題を判別できないのです。むしろ、それを瞬時に言い切ってしまうのは何か余程の問題を抱えている場合ではないでしょうか? 鼻にマウス ピースを当てて吹いている、とか(笑)
「やってみる」「使ってみる」事は重要だと思いますが、「頼りきる」「毎日変える」事は避けるべき事だと考えます。有る程度迷って、「コレ」と決めて、暫く使うと良いでしょう。
特に問題となるのは、リム直径・形状ですから、コレを一端固定したら様々なカップ、スロート、バックボアーなどのマウスピースを試すと良いと思います。
何か一つ一番気に入ったリムを見つけたら、それと同じリムチェンジのマウスピースを特注して、アンダーパーツを変えるようにすると良いかも知れません。
ただし、その場合はノーマルを買う何倍もの出費を覚悟しないといけません。
しかし、様々なマウスピースを吹いてみないことには、自分に合った、心地よいマウスピースは選べません。
自分も、沢山のマウスピースを吹いてきたから、厚めでハイポイントが低く中央に近く、エッジが丸く、Bach3C〜1 1/2Cくらいの直径が合っている、と分かったのも事実です。
●小さなマウスピースでの練習の勧め
え!?と思われる方も多いと思いますが・・・クラシックメインの方、一日で良いですから、ピッコロ用でも良いし、ポピュラーのセクション用でも良いし、小さくて浅いマウスピース、Bachで言うなら、12C〜20C位のサイズ。
を使って一日中基礎練習から何から吹いてみて下さい。勿論、普段のB flat管で。
で、おもむろに普段使っていたクラシック用のマウスピースに変えてみると・・・なんてでかいんだ!って思う事必至です。
「当たり前だろう!?そんなの?」
そうです、当たり前なんです(^^; 小さいマウスピースを使って基礎練習から吹いていると、自然に小さな直径の中で器用に唇を使い、ブレスコントロールもクリティカルに行うようになるんですよ。
で、クラシック用に戻すと、すごく自由に吹ける感じがします。
ただし! 一般アマチュアの方はあまり繰り返さない方が良いです。と言うのも、やっぱり奏法の基準のようなものが分かりにくくなるし、下手をしたら、もっと調子悪くなる人を多く見ましたから。
でも、僕みたいに実際、クラシック←→ジャズ・ポピュラーを行ったり来たりする場合は、此れを頻繁に行う訳です。慣れるには結構な時間と努力が必要な気がします・・・
それでも!一回やってみると面白いですよ(^^)
楽器本体 篇
●YAMAHA YTR-8335GRS
ややこしい名称である。「U」の着いているバルブボタンがギザギザのタイプと、「U」の着いていないバルブボタンがノッペリしたタイプが有る。
後者は他にも、バルブケーシングの支柱や、ベル支柱、笠ネジ・底ネジの形状、チューニングスライド及び3rdスライド内管の切れ目の位置などが微妙に違う。
バルブケーシングの支柱は丸みを帯びて大きいタイプに。
ベル支柱(マウスパイプと支え合っている支柱)は、角度が急になっている。
笠ねじ・底ネジは、Bachに似たタイプに。小さな事だが、ネジを開け閉めするときの音が「カリカリ」とした音になった。材質が固くなったのか?
3rdスライド内管の切れ目(本体側)は、短くなった。
チューニングスライドの内管は数ミリ延びた。
形としては小さな違いに見えるが、個人的に「U」が外れてからのXenoシリーズには目を見張るほどの違いを感じている。良く響くような感覚、入れた息がダイレクトに振動しているような心地よさ、があり、特に気に入っているのは音の反応の良さがあげられるだろう。
特に、このモデルには、ゴールドブラスベルとは思えないほどの音の反応の良さがある。
GRSは、ゴールドブラスベル(G)・リバースチューニングスライド(R)、銀メッキ(S)の意味が有るようだ。
ベル形状は他のXenoと同形状のようだが、ヘビータイプのマウスピースレシーバーが目を引く。
チューニングスライド上側外管にのみ、飾りの「リング」が付いているが何の意味があるのだろうか?
少なめの抵抗感と、相反するように重厚な音色と反応の良さを併せ持つ。
音程は特筆できるほど良く、破綻をきたさない上品な音色を持つ。完全にクラシック音楽などに求められるダークでファットな音色をターゲットにしているようだ。
周りがBachだらけのアンサンブルの中でも違和感なく演奏が出来ると言える。
クラシック、及びソロ用の楽器を探していた僕にとっては、ここ5年間の中では最も気に入った楽器。最後まで使ってやろう、と思わせてくれた楽器でも有る。
現在のクラシック用メイン楽器。
●YAMAHA YTR-8445GS(C管)
上記楽器と同時に購入。ゴールドブラスベルで銀メッキ。L valvebore。Bachで言うと239ベルの形か?リバースタイプの「アトリエチューン」モデルが欲しかったが在庫がなかったため、ノーマル。
コレもYTR-8335GRSと同様のタイプ。バルブボタンから「ギザギザ」が消えた(昔のカスタムに戻った?)「U」の付かないモデル。
YTR-8335GRSと同じような特徴を持つ。少な目の抵抗感と、扱いやすい音程、重厚な音色を基本に、ダークでファット、かつ上品な音色がする。
プレイヤビリティーは特筆できるものがあり、クラシックで使う限り、ソロにオーケストラに万能に使える。
現在の(当然?)クラシック用メイン楽器。
●Bach 180ML 37bell25pipe ラッカー(B flat)
代表的な楽器ですね。説明も無いくらいに有名。 今日のスタンダード、と言っていいかと思います。
もともと創始者のBachさんはウィーンの人で、アメリカに渡り楽器の制作を始めたようです。昔は、その辺の経緯も書いてあった大判のカタログがあったのですが・・・あれは今はないのでしょうかねぇ?中学の頃は毎日眺めては溜息ついて欲しがったものです(^^)
37bellが標準です。ソロにも良し、オケにも良し、アンサンブルにも良し。芯があって華やかな音色。Bach独特の音が魅力、でしょうか?
一本持っておいて損はないですね。
入学時に買った楽器ですが、暫くしてラッカーを全部剥がして使用。先輩たちには酷評されるものの、ティボーとエリックには絶賛される(笑)
最近、売却した個人から、買い戻す。
2004〜息子のメイン楽器。
●Bach 180MLV 72bell43pipe 銀メッキ (B flat)
ヴィンドボナ(ウィーン)・モデル。ウィントン・マルサリスが使っていたモデル。カタログによると、デュアルボアと言うことだけど、何処がデュアルボアなのかは明記されていないでした。
チューニングスライドの上側と下側のボアが違う?のかな?わかりません・・・
Bellは72です。
息もスタンダードより良く入る感じがして気に入っていました。気分だけはマルサリス(笑) 音もカタログ通り、丸みを帯びて響きわたるような独特のサウンド。円錐部分が多くコルネットに若干近い。が、当然コルネットとは根本的に違う。
ただ、当然、自分に聞こえる音は小さく聞こえるし、その太いベル(音)を鳴らし切るには結構な体力とテクニックを要求される、かな?
●YAMAHA YTR8335US「Xeno」(B flat)
初代Xenoを持っていました。辛うじて傘ネジと底ネジが金メッキのかかった下○○限定モデル(笑)でした。
今のXenoに比べて、とても抵抗が少なく感じました。ちょうどBachのL boreを吹いたときのよう。それが良いか悪いかは好みでしょう。
僕の「主観」ですが、音程が悪かったです。上手く言えないけど、第五倍音のが酷く低くて、口での補正の範囲を超えていたように覚えています。今のXenoなら大丈夫なんだろうけど・・・
Bachによく似た音色だったけれども、もう少し滑らかで、クリアーな感じ。裏を返せば物足りない、か?YAMAHA独特の味の無さが味(?)
この楽器は、無個性なんじゃなくて、無個性を強要されるのが個性。それが気に入れば良。
●Bach 180ML GB ラッカー37bell25pipe (B flat)
二年くらい使用。学生時代に使っていたBachの次に一番長く使っていた。ラッカーでゴールドブラスベルが流行っていて、それに乗じただけ。特別こだわりはなかった(笑)
ゴールドブラスベル独特の広がっていくような溶け込むような感じのサウンド、アタックが少し丸みを帯びたように聞こえるので、かえって安心して吹き込むことが出来た。
オケにアンサンブルにソロに、万能だったんじゃないかなぁ?
●YAMAHA 6310Z (B flat)
ボビー・シューが使ってるらしい。ライトウェイトでとても管体の厚みが薄い。と言うか、プロモデルは元々ライトウェイトだったんですよね。
昔 はヤマハはシルキーの指導の元、ライトウェイトが多く、カスタムモデルもそうだった。それが、8335辺りからBachタイプのヘビーモデルを作ってきた んだけど、かのレオナルド・シルキーが怒り心頭に達し銃を持ってアメリカのヤマハ・アトリエへなぐり込んできたというのは、今もって囁かれる噂話。
その辺の主張の無さがヤマハの最低なところ。ヨーロッパでは楽器メーカがこう囁いているとか。「ヤマハに楽器を貸すな。見た目がそっくりな、でも、音が全然違う楽器を作られちゃう。」(笑)
valvebore はM。息が若干入りにくいか?抵抗は強め。でも、サウンドはとても綺麗で、美しい。ベルは胴部分が若干太いタイプ。ただ、旧タイプのバルブを、そのまま 使っているのでスラーの音の切れは若干悪い。Xenoになってからのバルブの方がストロークが長く、スラーの音の切れは間違いなく良い。
な るほど思いっきり吹くと爆発的なサウンドが出るし、心地良い。ビッグバンド等のリードに特に良い。ただ、使い込んできてあまりにも薄っぺらい音に嫌気がさ し、真鍮製のバルブステムとバルブボタン、stomviのヘビーボトムキャップを付けた(無加工で付きます)。でも、焼け石に水か?(笑)
でも、これも僕には音程が悪く感じる。アトリエで四苦八苦して、まぁ、なんとか使えるようになった。マウスピースレシーバーのギャップ調整と、バルブガイドの調整。はぁ。。。
同じライトウェイトでも、シルキーのような「甘い」音はしない。その辺が不思議。材質に何かある、と思われるのはその辺なんだろうと思う。
「僕の主観」で言わせていただければ、ヤマハの楽器は音程のツボが狭い。そのツボがばっちり正しい音程なら良いんだけど、それがどうもシックリこないときがある。最近のは良くなってるのかなぁ?
狭いなら正しい音程で作って欲しいし、悪いなら広いツボで作って欲しい。トランペットは物理的に絶対に正しい音程は出ないのだから広いツボで作る方が王道だと思うのは僕だけ?
ジャズ・ポピュラーなどのメイン楽器。
●Stomvi MA B 金メッキ(B flat)
とあるリハーサルで楽器の上に椅子を倒されて、慌てて買った楽器(笑)
同じ楽器を買おうと思っていたけど、どう言う訳か気に入ってしまい衝動買い。珍しくスペイン製。握った感じが良。それだけで買ってしまったと言っても過言じゃない(^^;
ベルは純銀製のベルと真鍮製のベルが付属。ベルの真ん中辺りに大きなスクリューが付いていて、ねじ込み式で取り替えられる。
純銀ベルは独特の音がするが、意外と普通の音。空間に良くなじむような感じの音がする。
ML boreではあるが、全体に抵抗感は少な目。マウスパイプはリバースタイプ。
ベルは銅が太く独特の形状。Bach72Bellに似ているか?音も柔らかくて、喧しさがない。その割に良く通り、軽やかな音がする。間違いなく良い音。独特で、周りがBachだらけの中ではアンサンブルが大変かもしれない。一旦好きになったら手放せないかも。
●YAMAHA YTR800
マウスパイプや支柱の位置をカスタムした特注品(と言っても、その差は極僅か)。現在のメイン。
メインという割には気に入ってない(笑) 段々「パリパリ」と鳴るようになってきてしまい、一言で言うと鳴り過ぎ。カラッと明るく良い音なんだけど、他がBachなんかだと通りすぎでしまう感じがするし、ソロでも、「パリパリ」した感じがつきまとう。
ML boreだけど、抵抗は強め。バルブは旧型、というか、例のストロークの短いタイプが付いている。スラーの切れが若干悪いか?
音程は、どうしてもDが低い。ちょっと困ってる。
最後の足掻きで、Bellを交換予定。この辺はヤマハは便利。いくらでも手にはいるから。
●Stomvi MA C 金メッキ(C)
とある大阪のプロから中古で購入。傾向はMA Bと同じ。気になる音程は、D,Es,Eも全て代え指無しに演奏可能。とても音程が良い。ツボが広い?
L boreだが、forteで吹き込んだときのバランスも非常に良い。マウスパイプはB flat管がリバースだったのに対して、普通のタイプ。リバースタイプの方が音程が良い、とされるが、敢えて普通のタイプを採用したところが興味深い。
同じく純銀製のベルと真鍮製のベルが付属。
しかし、Stomviは、何故マウスピースレシーバーからバルブケーシングに支柱を立ててるんだろう?ベルの振動を邪魔しないように・・・?
●シルキーS32C 金メッキ(C)
ティボーにそそのかされ、いい気になって買った(笑)
L boreで、リバースタイプのマウスパイプ、チューニングスライドに支柱が付いている。ベル形状は全体に滑らかでベル径が大きめ。ベルフレアも太め。シルキーらしく非常に薄い。
学生時代は殆どコレ一本だった。リート・オラトリオ研究オーケストラに所属していたので好適だった。
なんと言ってもシルキー独特のサウンド。甘く、軽く歌うような魅力を持つ。金メッキによって若干の重厚さを併せ持っている。
音程は、D,Es,Eは、代え指を使わないと使いものにならなかった。が、他の音程はとても良く、fortessimoでの音程が特に良かったのを覚えている。
ただ、如何せんライトウェイトの宿命だろうか?鳴りすぎてしまうことも多々あり。上手くコントロールできれば、やはり最高の音がする(と思う(笑))。
つい、力一杯吹いちゃうタイプなので、ソロの現代曲を演奏したときはエライ事になった(笑)
●Bach 180ML 239bell25Cpipe ラッカー(C)
最後のエルクハートで生産されたモデル。中古。状態は非常に良く、ミントコンディション。バルブケーシングの上半分に洋白が使われている。最近のモデルに比べて若干厚い材を使っているようだった。最近のC管に比べて明らかに楽器本体に重量がある。そこが気に入って購入。
鳴りが固く、典型的なシンフォニックサウンドが容易に出せた。239bellは229bellに比べて若干胴が太い。
が、MLboreだったせいか、抵抗感が強すぎて苦労した。
音程は典型的なBachで、D,Es,Eの代え指はもちろん、Cでさえ代え指を強要される場面もあった。でも、プレイバックを聞くと意外にまともな音程だったのが不思議。
●Bach 180ML GB 229bell ?pipe ラッカー(C)
ゴールドブラスベルとMLbore,229bell(若干細い)の組み合わせ。コレもエルクハート。
globalでチューニングを施された(らしい)モデルで、マウスパイプは不明ながらも非常に太いものが使われていた。MLboreではないような抵抗感の少なさが感じられる。
また、バルブステム、バブルボタンも材質が変更されていて、何かしらの影響が出ているのかもしれない。ステムは銀メッキが掛けられていて、バルブボタンは真鍮製で銀メッキの掛けられていたモノだった。
また、bellにも手が加えられていて、焼き鈍しが施されていた。非常に柔らかい金属になっている。
2004〜息子のメイン楽器。
●YAMAHA 6445 (C)
いわゆる逆輸入モデルで、なんとBflat換え管が付属。
比較的ライトウェイトタイプ。銀メッキ・イエローブラス・L valvebore。国内モデルでは9445とかって言うモデルの相当するんじゃなかったかなぁ?
太めの胴のベルで、芯のある甘い音が特徴だった。抵抗感は少な目で、音程も良かった。周りがBachの時のアンサンブルでも特に違和感無く演奏できたように記憶している。
ヴァルブストロークが長めに改良された後のタイプなので、スラーの切れなどは問題なかった。
●barbank モデル名不明 (Es)
バーバンク、と読む。今も作っているかは不明。
恐らく、Bflat管のbellをそのまま流用。boreはML。チューニングスライドを思いっきり切りつめてある。独特の形状。
bellその他の部品を見ると、まるっきりベッソン。音もベッソン(笑)
独特の甘く香るようなサウンドで、ソロに好適。ただし、Es管独特の軽く歌うような音はbellのせいで出にくいか?マウスピースを小さめ、浅めにして対応。
1stがpiccで2ndでこの楽器を使うと少し太すぎるかもしれない。
音程も、特に代え指無しに演奏可能。但し、一番バルブのトリルの切れが若干甘いか?
また、ピストンフェルトを別のモノに変更。穴合わせをして貰ったら、トリルの切れも良くなった。
●シェルツァー (picc)
珍しい、ロータリータイプのピッコロ。
管体全てにゴールドブラスが使われている。ティボーも使用。
四番ロータリーだけ左手で操作できるようになっているモデルもあったが在庫切れだったため、全て右手で操作する一般的なモデルを購入。
音は非常にコンパクトでやかましくなく、落ち着いた芯のある音がする。但し、逆に軽やかに吹くのが難しいか?ロータリーのスプリングを調整すれば良くなるかな?
今は別のブランド名で時々見かける。基本的には同じ様な音がする。
オーケストラ・アンサンブル金沢に売却。今もって売ったことを後悔している(笑) 今思えば、一番気に入っていたピッコロだったなぁ・・・
●YAMAHA9930 (picc.)
シルキーそっくり、ロングベル。音もシルキーに似ているけど、C管同様、どうしても、あのシルキーの甘い音色がない。不思議なところだ。。。
シルキーがコルネットシャンクのマウスピースを使うのに対して、YAMAHAはトランペットシャンク(太い)。そこが良くない、と言う人もいるけれども・・・?
ソが、どうしても低い。僕のせいかな?(笑) 抵抗感は少なめに感じる。
今のところメイン。可もなく不可もなく・・・YAMAHAッぽいなぁ・・・
●Amati (picc.)
チェコ製。五万円で購入(笑)
イエローブラス・ラッカータイプだった。形はセルマーにソックリ。
三ヶ月後、二万円で売却・・・ちゃんちゃん。
●YAMAHA 739T (B flat)
初めて買った自分の楽器。現在は製造中止。
昔のプロモデル。シルキータイプで、形は今の6310Zに似ている。銀メッキ・ゴールドブラス・なんの為かバネ式の一番トリガーが着いていた。胴の太いタイプのbellでL valvebore。
思い入れも有るだろうけど、とても気に入っていた。使っていたマウスピースはデニスウィックの「1.」だったかな?
受験直前まで、この楽器で、受験の時だけ後輩のBachを借りて受けた。
抵抗感が少な目で、ライトウェイトタイプの割に甘い音がしていた。当時のラインナップの中では変わり種(?)だったように思う。
面白い楽器が少なくなったなぁ、と思うのは僕だけだろうか?
楽器番外編
※銀メッキとラッカー
知ってました?Bachはラッカーの楽器にはスライドの外管部分には洋白(銀色してますよね?)が使われていますが、銀メッキの楽器は全て真鍮が使われています。
YAMAHAは前は800シリーズが同様の手法を取っていましたが、現在は違うようです。XENOシリーズも全て、ラッカーも銀メッキも外管部分に洋白が使われています。
シルキーは元々ラッカータイプが無いせいもあるでしょうけど、全ての管が真鍮製です。
一般的に洋白を多用した方が柔らかい音色になる、と言われていますので、その辺でバランスを取ろうとしているのかも知れません。
※銀メッキの掛かり具合
僕、ね、コレ、いつも考えるんですよ。
材質や厚みも非常に大事ですけど、管の内側の「形」と「状態」が一番音色に与える影響が大きいんじゃないか、と?
例えば、Bachなんか、結構「適当」にメッキを掛けているように見えますし、管体内面全部に綺麗にメッキが掛かっていない楽器も見受けます。内面の研磨なんてしてないだろうし・・・
でも、良い音してるんだよなぁ。。。
対して、YAMAHAは全体に綺麗にメッキが掛かっているように見えますが、内面研磨までは至ってないようです。
で、シルキーは、少なくとも、マウスパイプの内面は研磨しているように見えるんですね。
勿論、経年変化で内面の状態が変ってくると思うんですが、ね・・・
一度、楽器の内面をツルッツルに磨いてみたいモノです。どうなるんだろう、って言う興味だけで、ね(笑)
※焼き鈍し・脆性(ぜいせい)破壊
一般的に、楽器に使われている真鍮には、加工性をあげるために鉛が入ってます。そうしないと曲げ加工の時に「割れ」てしまうそうです。
各メーカーの鉛比率などを一般の僕が知る由もありませんが・・・
で、真鍮は振動など外的運動を加えた部分が固くなる(脆性破壊が進む)わけですが、炭素を含んでいないため、高音で熱して「焼き」を入れた後、急激に冷やすと、「柔らかく」なるそうです。
モネなどは、重量は重いのですが、非常に柔らかい真鍮が使われています。恐らく焼き鈍しを多くされていると思うのですが・・・
※マウスピースの材質
コレも気になります。百花繚乱、とは言わないまでもベルに銀の無垢材を使った楽器などもありますし、色々あるのに、なんでマウスピースの材質は普通の真鍮(イエローブラス)だけなんだろう?って。
ゴールドブラスや、レッドブラス、銅、銀無垢、アルミ、鉄、色々あっても良いのになぁ、って考えます。
それこそ、小さい部品だし、加工も楽。強度もあまり考える必要はありません。
色んな材質のマウスピースが出たら、いの一番で買います(笑)
※管体材質
TubaやHrで見かけますが、なんでトランペットは、管体全て(抜き差し管など)もゴールドブラスの楽器って無いんだろう?って思います。
トランペットはサイズが小さいから、強度の不安もないだろうし・・・
以外と保守的なんじゃないかなぁ?って思うんですね。まぁ、目立つ楽器ですし、オーケストラの中では「今までの伝統」の方が大事なんでしょうけど、でも、まだまだ若い楽器なんだから・・・今が正に進化の途中だ、と思いません?
そう言えば、総銀製(本体部分でさえ!)のStomviのピッコロってまだ作ってるのかなぁ・・・
※管の巻き
これを考えると、本当に保守的なんだなぁ、って思いますよ>トランペット。
どのメーカーも、B,C管に限っては、本当に全部同じに見えちゃう(笑)
もっと大胆に違った「巻き」が有っても良いと思いません?大体、プロが使うような楽器でも、B,C管なら一本三十万円くらいの安い楽器なんですから・・・
思い切って抵抗を減らそうと巻きを真ん丸にしてみたり、ボアを大きくして巻きで抵抗を稼ごうとしたり、長くしてみたり。。。
それこそ、色んなバリエーションが作れるし、それぞれに音の特徴も違うと思うんですよ。
大体が、構造は単純な楽器なんですし。
※リム
僕、ね、リムで苦労してるんです、本当(^^;
凄く厚くて柔らかいんですね。いつも「唇が余っている」感覚が付きまとうのです。
少なくとも、薄いリムは駄目。絶対にソロを吹いてらんないです。ばてちゃって音でなくなります。嘘だろうって?いや、本当・・・
で、思うのは・・・例えば、ね、もっと、マウスピースのラインナップを整理できないのか?って思うんですよ。
例えば、リムカウンター形状はこれ、厚みはこれ、カップ直径はこれ、深さはこれ、スローとはこれ、バックボアーはこれ、って言う具合に。
Bachなんかは、個人向けにカスタムで作っていたモノを、大体の大きさ順や深さで後から型番を付けたわけです。
なんか、他のメーカーも、それに習ってか習わないでか、なんか微妙にそれぞれが違いすぎる!
訳が分らん(笑) 断面図でも実寸で摂って詳細にとって載せンかい!(`へ´)
※管体内部形状
昨今、バルブボタンの付け替えやバルブステムの付け替えが流行ってます。かく言う僕も、しょっちゅうやっているわけですが、全体から見たときの音色の差は極僅かだと思います。
勿論、一つでも部品を替えればサウンドやプレイヤビリティーは変化してきます。それは、経験の浅い方でも注意深く吹いていれば判ると思います・・・が!
例えば支柱の位置が3ミリ向こうが良い、とか、ウォーターキーストッパーのダブルナットを少し縮めて、とか、バルブボトムキャップが2グラム重い方が良い、とか言われると・・・なんだか妖しげに聞こえます(^^;
実験するといいですよ。例えば、聞いている人に目隠しをしてもらって、初めは普通に吹いて、次に「ベルを手で握って」吹いてみましょう。その差は、意外なほど小さなモノです。
管 体そのものが振動して音波として放射されている音と、管体内部から放射される音の比率がトランペットは圧倒的に内部からの放射が多いからなんですね。コレ は楽器からの距離が離れれば離れるほど特にトランペットはそのサウンドのスペクラム分布が指向性に敏感な3000khz近辺を多く含むため、指向性が効い てきて管体内部から放射された音で音色の差が認知される傾向が強くなります。
確かに変化するんだけど、全体から見た差、トータルとしてのサウンドを忘れちゃうと噂が先行し、全体像が見えてこないんじゃないかなぁ?
そ うそう、こんな事も言えるかも知れません。Trumpetは吹いていると時間が経つにつれて「鳴って」来ます。大体が明るい音がしてくる傾向が有ると思い ます。逆に言えば軽い音がすると言うか・・・。取りも直さず、それは楽器が振動することで、その振動の腹と節で脆性破壊が進んで固さが変化したり、金属の 状態が変化するのでしょう。 で、そこで何か一つパーツを替えると、楽器の持つ振動の節と腹の場所が変化したりするんですね。まぁ、それで若干「鳴りす ぎ」と感じた場所が変化して「良くなった」何て言うことは有るかも知れません。でも、暫く吹いている内にまた同じ様な音色に戻ったりもするわけで・・・
ただし、やはり、改造したり付け替えたりするのは楽しいし、楽器の発展と言う意味でも、どんどんやって欲しいんですね。その変化がプレイヤビリティーやサウンドに大きく関係しているのも事実です。僕も決して「ノーマル派」では無いですし。
ただ、その宣伝文句が何だか大仰に思えるわけです・・・そう、例えばオーディオのアクセサリーの様な・・・
色んな情報に惑わされず、他を否定せずに、楽しんで改造して、もっと活発に情報交換など出来るといいですよね(^^)
※気密性
バルブ、スライドなど、トランペットには様々な「可動部分」があります。当然、普通に考えれば、その部分の気密性は高いに越したことはないでしょう。
しかし、一つ落とし穴があります。
マウスピースのリムから始まり、一番小さな内径はスロート、と言うことになります。そのスロートを過ぎれば、楽器管体内部で内径は広がる一方なのです。
内径が広いところから急激に狭くなる部分、つまりマウスピースのリムからスロートに掛けては内部の気圧は高まりますが、それ以降、特にマウスパイプに入ってから以降の内部の気圧は下がっているのではないでしょうか?
試しに、3rdスライドの気密性が良く動きの良い楽器を使い、3rdバルブを押したまま何か吹いてみてください。どうですか?3rdスライドは勢い良く伸びるでしょうか?
振動で伸びることはあっても、楽器の内部には3rdスライドを勢い良く伸ばすほどの圧力は掛かっていないことが分かります。
ただし、バルブの部分には、ホンの一瞬ですが、気圧の高まる瞬間があります。
バルブを上下させ、音を切り替えた瞬間です。それぞれの枝管と主管を切り替えるのですが、その切り替えの瞬間に一瞬ですが、気圧が高まります。
枝管のBoreによりますが、一般的に長いストロークを持つバルブは、その瞬間が長く、短い物は短いと思って良いでしょう。
長いストロークを持つ楽器はスラーの音の切れが良く、短い物は音の変わり目が若干曖昧に聞こえると思います。
その際に、バルブの「隙間」が大きければ、気圧がバルブと本体の間に逃げることになり、音に影響が出るでしょう。
それが、良いのか悪いのかは未だ試していません。
以上のことから、気密性が高ければ高いほど良い楽器である、と言うことは一概に言えないのではないか?と、そう思うわけです。
※楽器の響き
コレも、良く判りません(^^;
ご存じのようにStomviと言うメーカーではベルの途中に多きなスクリュー(ネジ)が付いていて、素材や形状の違うベルを付け替えられるように出来ています。
とある人に僕が使っていたStomviを吹いてもらったところ、一言。
「いや、良い音してるんだけど、このスクリューのところで楽器の響きが止まっちゃってるよね。うん。駄目だね。」
その方の仰っしゃりたい事は良く判るんですが、そのスクリューのせいなんでしょうか?では、ホルンのベルカットタイプはどうなるんだろう?アレも『楽器の響き』が止まってるから駄目なのかな?
その方は、じゃぁ、スクリューが無くて支柱が付いているタイプならStomviを買ったのでしょうか?・・・多分買わないと思います。
その方は、確かにStomviのサウンドがお気に召さなかったのでしょう。それは判ります。でも、それをスクリュー『だけ』のせいなのでしょうか?楽器の響きなのでしょうか?それ以外のベル形状やバルブボア等の管体内部の形状は関係していないのでしょうか?
そのような発言が色々な現場で、まことしやかに流れないことを祈るばかりです・・・・・
それをマルママ信じ込んで購買に走ってしまう方もいらっしゃるんですし・・・
※ヤマハ vs Bach
良く言われることです。「ヤマハってさ、ずっと使ってるとなんかなぁ・・・」って。「Bachはさ、助けてくれるし、ヤッパリイイね。」
「海外製品と比べるとヤマハってなぁ・・・」
ひねくれ者の僕は、そこでチョット思っちゃうんですね。確かにヤマハの楽器にはどこか「そっけなさ」や「つまらなさ」を感じる事は有ります。
簡単に「鳴り過ぎちゃう」傾向もママあるかと思いますが。
でも、そんなに「言われるほど」にヤマハが「悪い楽器」ですかねぇ?(^^;
どうしても、僕には、そうは思えない。
番外編 ケース
●ラニオンブルース トリプル 革製 ソフトケース
トリプルと言ってもB,C管が三本入るわけではないです。B,C管が二本と、ピッコロ。無理すればB,C管二本とコルネットが・・・入るかな?
みんな持っているし、便利なんだけど、ベルの先端側の支柱がないタイプの楽器なんかはちょっと怖いかな?そのタイプの楽器の時は間違いなく満員電車では危ない。
●ラニオンブルース ダブル 革製 ソフトケース
旧タイプの、お弁当箱タイプ。最近、チャックが壊れて使用不可(泣)
コレもトリプル同様、ベルの先端側の支柱がないタイプの楽器は、ちょっと怖い。
●SKB シングル 樹脂製 ハードケース
一本だけだったら、コレがお勧め。何と言っても、誰が見てもトランペット、と判る外観が良。案外と判らないんですよ>素人様。
肩から下げるストラップもあるし、小さいし、値段も一万五千円でお釣りが来る。
●Getzen トリプル 樹脂製 ハードケース
「ガワ」が薄いけれども十分な強度を持つ。その分軽いので購入。
取っ手も樹脂製で安っぽいし、持ちにくい。
●YAMAHA ダブル 樹脂製 ハードケース (逆輸入)
色はプロモデルの色。軽くて丈夫。間違いなくケースはYAMAHAが世界一だと思う(笑)
●RITTER Single ソフトケース
ソフトケースだったら、有無を言わさずコレ。値段が安い。ポケットいっぱい。言うこと無し。
●RITTER Triple ソフトケース
TrpX2 + フリューゲルも余裕で入る大きさ。
譜面台用ポケットが便利。
ただし、ロットによってショルダーベルトの付け方が違うもの有り。数日から数週間で取れちゃったりするものも有るので、要注意。
最近のは大丈夫かな?
練習について
あぁ〜あ、一番書きたくなかった(^^; ・・・と言うのも、あまりに多岐に渡るし、一番気を遣って書かなきゃいけない事柄だから・・・
まぁ、先ず当たり障りのない(笑)エテュードの紹介から。
ただ、僕なりに一つ思う所が有ります。一通り吹く前に、既に、
「これは僕に不必要だから」とか「これは僕には出来無いから」あるいは「このエチュードは僕に合ってない」など。
このようなご意見は、愚の骨頂です。
一つのエチュードに取り組むのには、膨大な時間が必要です。それだけは覚えておいて下さい。
●マジオ金管教本 L.マジオ著
僕のバイブル(?)です。非常に優秀な内容の本だと思いますが、どう言う訳か廃版になっています。しかも二十年くらい!
但し、あくまで発音・奏法についてのみ書かれた本です。その概念を身体で理解するまで続けてみるといいでしょう。
内容は、非常にシステマチックで合理的。トランペット、フレンチホルン、トロンボーン(テューバ)が一編に練習できるようになっています。なので、吹奏楽部員などにも取り組みやすいモノと思われます。
また特徴的な「鼻の下に当てて唇まで滑らせてセッティングする」と何度も書かれていますが・・・コレは僕はやってませんし、勧めていません。廃版になっちゃったのも、このセッティング方法が受け入れられなかったからかなぁ?とも思います。
この方法が良いか悪いかはココでの議論は避けたいと思います。ただ少なくとも、件の方法を行わなくても、十分過ぎるほどの練習対効果を得られることだけは実証させることが出来ます。
ペダルトーン(音域外の低い音)を中心に組み立てられていて、単純に高音域だけではなく、各々のヴォカリーズに強い意志と意味が在ります。
全面的にマジオを支持しているわけでは断じてありませんが、ハイトーンやエンデュランス(耐久力)に悩む多くのプレイヤーの助けになることは間違いないと断言できます。
●WarmingUp+Studies ジェームス・スタンプ著
コレも非常に合理的な本です。各々の項目に詳しい説明はありませんが、何度も吹いている内に段々と理解できるでしょう。リラックスして楽に音を出すことが出来るようになると思います。
内容は、やはりペダルトーンを非常に重視しています。マジオ教本を、さらに合理的に押し進めたモノだ、と言っても過言ではないでしょう。
特徴的な記号などもありますが、「ヴェンディング」が多く取り入れられているのも特徴の一つです。
僕自身、ウォームアップ3bと言うのを毎日のウォームアップに使う事が多いです。
●アーバン金管教本 アーバン著
言わずと知れたアーバンです。多くを語らず音符が沢山有ります。ゲンナリせずに、取り組めば必ず成果が上がると思います。三巻まであります(第三巻はピアノ伴奏)。
クラシックを演奏するための基本的なことを全て網羅しているといっても過言ではありません。
音符の量が半端ではありませんが、先ず一度、各々の項目(リップスラーなど)をムキになってやらずに、全ての項目を満遍なくやってみることをお勧めします。
多 くのプレイヤーが持っている本だと思いますが、総てを(完成させるまで)吹いたことのあるプレイヤーは極僅かだと思います。「譜読みが大変だから」と言うのが理由の大半だと 思われますが、それでも吹いてみる価値が有ります。吹いてみた結果、満足のいく演奏が得られなかったとしても、「吹いた」のと「吹かない」のでは大きな差 が有るのは歴然としています。
それを身をもって教えてくれた教則本でもあります。
一巻はロングトーンから始まってスケールやリップスラー、インターバルなど、本当に基礎的で重要な練習。
二巻は簡単なソロから始まってヴァリエーションを含む難易度の高いものまで。デュエットも、簡単なものから難易度の高いものまで。
そして二巻の最後がイントロダクション→テーマ→ヴァリエーションと言う形の最終目標とも言える「曲」が沢山出ています。
有名な「ヴェニスの謝肉祭」や「ファンタジー・ブリランテ」もココに収録されています。
●リップ・フレキシビリティー チャールズ・コーリン著
ひたすら・・・ただひたすらリップスラー攻めです(笑) しかし、この本が支持され、多くのプレイヤーを育ててきている実績を見ると、やはりリップスラーは大変重要な練習だと言えます。
私見ですがリップスラーはプレイヤーの多くの力量を、ある程度見抜けるものだと思っています。
コーリンの特徴は、広い音域を使いながらのリップスラーを徹底的に重視しているところでしょうか?
ある特定の二音間だけならリップスラーは比較的容易ですが、他の音へ移行した直後に吹くと困難な場合が有ります。
コーリンは、そこに目をつけ、効果的なリップスラーの練習方法を体形づけたのではないでしょうか?
この中から音大の受験課題になる事が有ります。
●テクニカル・スタディー H.L.クラーク著
フィ ンガリング中心とした練習です。が、シングル・ダブル・トリプルタンギングの練習にも好適ですし、ナチュラルな音色を作り出す練習にも好適です。ただの指 の練習の本、とだけ捉えるのは勿体ない。一生掛けても良い本だと思います。苦手なフィンガリングを見つけたら、徹底的に練習するといいでしょう。
また、唇のコンディション回復にも「僕は」役立っています。無理の無い音域を選んで確実に休息を入れながら吹くと非常に良好なコンディションを保てます。
過酷な仕事(笑)の時は特に良いと思われます。
●60の練習曲 コープラッシュ著
メ ロディアスなメロディーの中に、トランペットの苦手とされる様々なテクニックを盛り込んだ本です。
何番は主にインターバルに重点を置いて、何番はタンギン グに重点を置いて、と、各々に目的がハッキリしているので練習にも最適です。
この中から数曲が音大の受験課題曲にもなっています。
●28の練習曲 ヘリング著
コー プラッシュと主旨は似ていますが、一曲がとても長く、曲ごとに調号が増えて行って、今度は減っていきます。コレも曲ごとに目的のハッキリしている本です。
一曲が長いのでいっぺんに何度も吹くのは大変かと思います(不可能の近い?)が、練習する価値が大変高い本です。
コレも、この中から数曲が音大の受験課題曲になっています。
●トランペット教本 マックス・シュロスバーグ著
扉の著者の写真が素敵なの(笑) シュロスバーグは、一見「コリャァ無理だろう・・・」とも思わせるような譜面ヅラが特徴です。
そのヴォカリーズが吹けなくても、挑戦するだけでも、それなりの効果が有ると思われます。須らく練習とは、百点を取れなくても効果はあるものなのですが・・・ね。
練習の仕方?
・・・コレも難しい・・・ 後からツッコミ沢山来そう(^^;
「どうやったら高音が出るんですか?」
「どうやったら耐久力が付くんですか?」
「どうやったら上手になれるんですか?」
そんなことばかり聞かれている気がしてならない(^^;
特に「単発」のクリニックや講習では、そう。受講する方も「何とかこの一回で!」って必死になっているのは分かるんですが・・・(^^;