一触即発という表現が全く大げさでないほどにまさに世界情勢は緊迫の度合いを日毎に増して来ておりましたが、ついにアメリカがアフガンの空爆に踏み切りましたね。それにしてもこの国はまさに国威昂揚ムード一色で星条旗も売れまくりでブッシュの支持率が90%を越えるわけで行け行けドンドンまっしぐらもはや誰も止められないって感じですが、たぶん今戦争反対なんて言い出したら非国民扱いでFBIに逮捕されるんじゃないですかね。
まぁ、ここらへんの話は前回さんざん書きましたので改めてここでは書きませんが。こういう時に私はいつもこの文章を思い出すことにしてます。大変有名なのでご存じの方も多いと思いますが、戦後日本の文部省が当時の中学生向けに書いた「あたらしい憲法のはなし」の戦争の放棄について綴られた文章です。とても今の自民党の前身の人たちが書いたとは思えないような名文ですが(別にその時社会党や共産党が政権を取っていたわけではありませんので念のため)、それが今だと前の大戦の反省も何もすっかり忘れてアメリカの金魚のフンでインド洋に出兵ですからね。まぁ人間の歴史は戦争の歴史だとよく言ったものですが、こうやって歴史は繰り返されて行くということなのでしょう。
(ちなみに、上記参照の文をただのきれい事だと言う方もいるかもしれませんが、これを単なるきれい事で片づけているうちはいつまでたっても世の中は変わりませんね)。さて、またまた二週間のご無沙汰でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。近頃めっきり涼しくなってしまいましたが、風邪など引かれないようにお気をつけて頂ければと思います。
ところで先週ちょっとデーモン小暮氏が書いたように見せかけたでっち上げ記事をMSNが掲載したということをお伝えさせて頂いたのですが、いつの間にかページが無くなっていたようですね。で、MSNのWindowsXPページには、デーモン氏の所のリンクが消されて、代りに近日OPEN の文字が張られていました。なるほど、やっぱりあの記事がでたらめだったということですね。
それにしても、でたらめ記事載せておいて、バレたらバレたでお詫びの文句一つも無しでリンク消すだけとは、まさにMS一子相伝の奥義炸裂といった所でしょうか。この調子だと他のコラムも本当に本人が書いているのかどうか疑わしいですね。ま、どうせこんな提灯記事なんて誰も見ないでしょうからいいのでしょうけれど。
そもそもMSのサイトに掲載される一般人の書くコラムなんて、MSの悪口書いてもボツになるのは当たり前ですから(別にこれはMSでなくても同じですが)提灯記事になるのは当然といえば当然なんですけれどね。だからそんなものを喜んで読む人間なんているわけが無いんですが、そんなことにも気が付かないなんて本当にMSの人たちって幸せな人たちですよね。と、こんな調子でさっぱり盛り上がっていないWindowsXPなのですが、まぁ世の中全般的にパソコン不況なんて言われているから仕方無いと言う向きもあるかもしれません。
しかし、最近新聞記事で「久々に秋葉原のパソコンショップに行列が出来た」という記事があったようで、何かと思えば MacOS X10.1の発売&アップグレードCDの配布がされた件だったようです。
ちょっとこのコラムではMacOSについてはご無沙汰しておりましたが、今回のマイナーアップグレードは、業界ではかなり好意的に受け止められているようです。パフォーマンスも体感速度でおよそ二倍だとか。
まぁでも、これは今までのOS Xの出来がひどすぎたというのが正直な所でしょうが、とりあえずこれでOS Xが満足に使えるようになったとなると旧 MacOSの呪縛からはようやっと解き放たれるようになったと言えるかもしれませんね。それにしてもここまで長い長い。CoplandがあったりNextがあったりで結局足掛け7年くらいでしょうか。ま、これでWindowsのMacOSに対するアドバンテージは単純にシェアの問題だけになったような感じですね。ところで、このMacOS X、今回のリリースは上にも述べたようにかなり注目されるものだったわけなんですが、どうも配布方法がかなり問題になったようです。無償配布がなぜか数量限定であったというのもそうですが、アップデートCD自体の配布がかなり杜撰で、正規ユーザーで無くても一人で何枚も入手でき、また販売方法の通知も遅れたなどでかなりの数の正規ユーザーに届かないということになったようです。(おかげでYahoo オークションにもかなり出品されているようですが)。このせいでAJにも苦情が殺到しているとのことですが、いやはやそれにしてもこの杜撰さは相変わらずこの会社の専売特許のようなものですね。
このCDは有償でも申し込むことが出来るとのことなのですが、しかしこれがまたPDFファイルを印刷して書き込んで郵送しなければならないなど、とてもコンピュータメーカとは思えない対応でこれまたかなり物議をかもし出したようです。で、あまりに苦情の多さにやっとWEBでの受付を開始したようですが、しかしこれも配布の杜撰さが一向に改善されていないようで、かなりのユーザーが不安にかられているようです。全くこの会社の馬鹿さ加減もいつまでたっても直りませんね。こんな調子だからこんなにシェアが広がって、結果的にユーザーに迷惑がかかっていることになるわけなんですけれどね。ところで、アップデートと言えばMacOSとは違って全くメリットが無いと定評のWindowsやOFFICEですが、あまりにも誰もアップデートしたがらないのを見てMSが 大企業向けのライセンス体系を大幅に変更したことは以前お伝えいたしと思います。これ、ソフトを買うのではなく、いわゆるリース形式にしてその代りで2年に一回強制的にアップグレードさせるというもので、発表直後もかなり不平の声が多かったのですが、つい先日10月1日からとうとう開始されてしまったようです。 MSは当初このプログラムで有利になる企業が多いだろうなんてふざけたことを言っていたのですが、もちろんそんなことがあるはずもなく(二年に一回必ず全社的にOFFICEやWindowsをアップグレードする企業なんて、趣味でOS使っている物好きな企業くらいじゃないかと思いますが(^^;;)。最近の統計では20〜50%以上のコスト増になるという調査結果も出ているようです。
MSにしてみれば最近X-BOXのリリースやら子会社の業績不振やらで何かと入り用なんで取りやすい所から取ろうっていう魂胆なのでしょうけれど(当然ちょっとやそっとじゃMS製品から乗り換えなんてしないだろうという計算があったと思いますが)、しかしここに来てあまりのMSのライセンス体系のひどさに、大企業は本気で他製品への乗り換えを検討し始めているようです。MacOS も OS Xでアーキテクチャがかなり強固になりましたし、LinuxもStarOfficeが使えますから、コスト面ではダントツにアピールするでしょうし、十分検討の余地はありますよね。で、あまりの苦情の多さにMSがついこないだこのライセンスプログラムを変更したようですが、これってクリアインストールを可能させるようにしただけで、別にこのプログラム本体を改善しているわけではありませんから、企業へのアピールなんてたかが知れているでしょう。
(あと、Windowsってアカデミックパックがあるのですが、これってアップグレードパスしか無いんですってね。これについて何で無いのかと問い合わせた学生さんがいらっしゃったのですが、MSKKはそれについて「パソコン持ってんならうちのOSくらいあるでしょう。それが無いってんなら通常品を買いなさい」などというとんでもない内容の対応をされたとのことです。)まぁ、検討の結果実際にどれだけの企業が乗り換えを検討するに至るかはわかりませんけれど、エンドユーザー向けには、例のしちめんどく再ライセンスを強要し、企業向けライセンスもめっぽう評判が悪く、おまけにここにきてニムダ騒ぎが勃発で、MacOSXの攻勢もあるしでMS隆盛時代の終わりももやは現実のものになって来つつあるように思います。21世紀にもなったことですし、アメリカも日本も、くだらない国粋主義やMS一辺倒主義は前世紀の遺物にして奇麗さっぱり捨て去って欲しいものですね。
さて、今週はボリューム的には通常コラムと同じくらいですが、特に特定のテーマを設けませんでしたので番外編ということでお送り致しましたがいかがでしたでしょうか。
ところで、最近インプレスのサイトにこのような記事が掲載されていたようです。これ、フリーウェアというものを作るに当たっての見方を書いたもので、その動機として、就職試験に有利になるために作る(実際に、あるフリーウェア作家がMSに就職が決まったとたんにサポートを停止したのをお褒めになられているようです(^^;;)、フリーウェアを公開するページに広告を載せるなどして利益を得る、などというビジネスモデルなどが語られています。
いや、まぁフリーウェアに対してこういう見方もあるというのは否定はしませんが、しかし、ほとんどのフリーウェアの作家の人たちって、こんな直接的な利益を求めてプログラミングなんてしていないと思うんですけれど。PerlだってEmacsだってGNUだってLinuxだって別にそんなよこしまな考えで生み出されたものじゃないですよね。
なんかこういう見方をされると、純粋に良心の元でソフトを公開している作者の方をかなりバカにしているように見えてしまうんですけれど、私の気のせいですかね。まぁ、この文章をお書きになられている方は大変高名な方ですのでそこらへんはちゃんとお分かりになられているのではと思いますが(^^;;。それでは、また次回まで、さようなら。