がんばれ!!ゲイツ君番外編31(2000/04/17)



 実は今週は比較的時間があったので久々に本編をお届けしようと思っていたのですが、明日会社のドック検診だということをすっかり忘れていました(T T)。なんでも夜9時以降は飲むのも食うのの駄目なようで(食ってしまったんですが)、さすがに本編をこれからコーヒーも無しで徹夜で書き上げるのは無理なので今日は番外編にしたいと思います。あ〜あ。これなら土曜のうちに書いておくべきだった。

 さて、先刻ご存じの方もいらっしゃると思うのですが、先週くらいからこのような特許関連の問題が振って涌いています。なんでもインターナショナルサイエンティフィック社なる組織から、日本中のインターネットプロバイダ当てに一見詐欺メールとでも思えるようなメールが一斉に送られてきたのですね。
内容についてはこちらのページの4/4日付けの記事をご覧になって頂ければと思いますが、要は「ダイヤルアップ接続で時間単位でユーザーに対して課金するようなビジネスモデルは、うちの特許に引っかかる。うちの会社とライセンス料金を結ばないと後で金を取るから覚悟しておけ」という内容で、実際のこの特許は異議申し立ての期間も過ぎてしまい成立してしまってたんですね。
当然ながらインターネットプロバイダなどの業界が大騒ぎになっておりまして、さっそくこの関連の特集のページが組まれたり、緊急セミナーを開催するなど騒然としています。

 それにしても、この手のアクセス時間で課金する仕組みなんてニフティなんかで大昔から当たり前の様にやられていましたから、こんなものが今更特許になるのは常識的に考えてもおかしい話です。しかもこの会社がかなり胡散臭い。そもそもプロバイダへの通知メールもToにずらずらプロバイダのアドレスをそのまんま書いていると言う素人臭さ丸出しのメールで、しかも「民事訴訟になった場合はニューヨーク州などの裁判所が提訴先になります」なんて脅し文句としか思えないような事が書いてあるし(日本国内の特許侵害が海外の裁判所で提訴されるなんてことは無い)。どこのチンピラがやってんでしょうかねこの会社。

 まぁ、最近は1クリック特許とかサンプル配信特許とかが米国で話題になっていますし、また理不尽な特許によって金をせしめられるなんて例は昔セガとか任天堂がアメリカに進出した時にやられた有名な事件もありますし米国では解らなくも無いのですが、いきなりこんなポッと出の訳の分からない会社に理不尽な金をせしめられるとなると、我々が払っているプロバイダの接続料金の中にその金が転嫁されることにもなるでしょうし、インターネット接続をする携帯電話のアクセス料金だって上がるでしょうからそんなもの許すわけには行きません。
 しかし上記のページを見るとこの件に関してはどうもプロバイダ間でも足並みが揃っていないようで、早くもこっそり5000万払ってライセンス締結した抜け駆けプロバイダもあるようでなんとも情けない限りです。弁理士の先生方もまたまた大忙しでしょうが、インターネットプロバイダ事業の健全は発展のためにもなるべく早くくこの点については決着がついて欲しいものですね。

ところで、先週に最後にお伝えした件ですが、結構反響がありました。自明ですが種明かしをしますと、

ワード97では「インターネットで最もよく使われているワープロは、ワードです。」
ワード2000では「Word 2000 は、画期的な日本語入力・編集環境を実現した日本語ワープロです。」
英語版ワードでは「The quick brown fox jumps over the lazy dog. 」

という文章が大量に表示されてしまいます。(ちなみに、パワーポイントで実行すると暴走すると言う報告も上がっていますのでご注意下さい。)

最後のはよく見ると解りますがアルファベットを全て使った英文の有名なフレーズで、よくタイプ練習などで使われる文章のようです。これならイースターエッグとしてはまだ許せる範囲かもしれませんが、なんでこれが日本語版になると宣伝文句になってしまうんでしょう(笑)。なんかの拍子にサブリミナル効果でも狙ったんでしょうか。まぁ、これでMSKKの浅まい根性が解ったとでも言えるかもしれませんね。

ただ、こうした隠し文句に選択するフレーズというのは、やっぱり自分の潜在意識と言いますか自分らの思いのたけが無意識に込められているものであるようで、最近またまた発覚したとんでもないMSのセキュリティーホールのコードに含まれたの言葉もまさにその通りのようです。Netscapeのやつらのは小さい、だそうで。
まぁ、そんなことはこの際どうでもいいのです。問題はこのセキュリティーホールがMSのエンジニアによってわざと仕組まれていたということで、良く出て来るセキュリティホールとは全く性質の違うものだということなんですよね。まぁ、先週もちょっとお伝えしたNSAの件もありますが、それにしてもこの種のセキュリティホールはMS以外のメーカーから出たと言うのは見たことがないです。
これでMSのエンジニアが技術屋として最低限のモラルも無い馬鹿者どもの集まりだということがはっきり解ってしまいました。こんな奴らが何千万人ものユーザに出荷するソフトを作ってるのだからこりゃもう世も末ですね。MSは「この技術者のやったことはMSの方針とは違う」なんて言って言い逃れをしようとしているようですけれど、そう言う技術者が平気で出てくるというMSの土壌自体が腐っていると言っているわけですよ。それにMSの方針でなかったという証拠なんて何処にもありませんしね。

MSのフロントページってNTにタダで付いてくるソフトですから、タダだタダだと喜んで使っていたWEBマスターの方もいるでしょうが、タダとMSほど怖いものが無いと言うことがもうようやく解ったのではないかと思います。パスワードファイルを盗まれる前に対策しなければなりませんね。まぁ、もう盗まれているかもしれませんんけれど。少なくともMSの技術者は今まで他のサイトからは盗み放題だったわけですしね。

ところで、最近インプレスで、こういう特集がされていました。
これ、ベテランのユーザーとされる筆者が、コンピュータウィルスに感染してしまい、しかもそれをメーラーのリストに登録されていたユーザーみんなに送信してしまったというもので、ご想像通りOutLook関連のウィルスです。
このページの話自体は大変面白いですし、恥を忍んで告白された勇気も讃えるべきだと思います。まぁそんな感じで読み物として読むのでしたら別に私もいいとは思うのです。

でもねぇ、この筆者さんが書かれているこの記事って、どうでもいいけれど一番大事なことが抜けてますよね。
素人じゃああるまいし、なんでメーラーにOutLookなんてものを使っていたんでしょうか。

 これがワードとかエクセルとかなら、会社でデータ交換するのにそれが標準形式になっているからだといわれれば仕方無いのかもしれませんが、メーラーなんて普段やりとりするデータ形式に(普通は)互換性問題が発生するはずもないですし、良質なフリーウェアも出ていますから乗り換えるのに大して問題無いはずですなんですよね(ご本人の気合いの問題)。
しかしこの方はベテランユーザーなのにOutLook Expressを使っていたわけで、この様な被害に陥ってしまったにもかかわらず、このウィルスの温床となりやすいメーラーの仕様やそれに関するMSの責任などには一切触れていませんし、メーラーを乗り換えるおつもりも無いようです。まさか他のメーラーの存在を知らないというわけでもあるまいに。

ねぇ、こんな無意識に何十人もの人たちにウィルス付きのメールを自動配信してしまって先方に多大な迷惑をかけてしまい、なおかつご自分の馬鹿さ加減をさらけだして信用も一気に台無しにしてしまう、そんな甚大な被害を代償にしてもいいくらい、OutLookってすばらしいソフトなんでしょうか(笑)。この点がどうにもわからないので、ぜひ納得の行くように説明して欲しいものです。

 こんな風にあきらかにウィルスの温床になるなんて解っているソフトを、乗り換えもしないで涼しい顔して使い続ける、そんなことをするからMSがつけあがってバグも真剣に直さないし、上に上げたような馬鹿MS社員も出て来るんですけれどね。これは別にアンチMSとかそういった話ではない、ソフトウエアを使う上でごくごくあたりまえの話だと思うんですよ。

 さて、こんな所で今日はおしまいです。いや〜本当はもっと今週は言いたいことがあったんですが、もう時間がありません。なんとか連休までには通算128回まで行きたい所ですが、とりあえず頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。

 それじゃあ、また来週まで、さようなら。


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