こんにちはみなさま。ご機嫌いかがでしょうか。
なんか先週あまりにもひどいバグが出たという事もあって、久々にMSのセキュリティーの話をしたのですが、それにしても例のHotMailのバグの件もすさまじかったですね。
まぁ、メール関係のトラブルなんて別に珍しくもないので普通はいちいち報道なんてされないものなのですが、このトラブルは呪文を称えると他人のメールが自由に盗み見れてしまうというものですから、ちょっと普通のバグとは違います。
ここまで来るとまさにもうMSの真骨頂と言いますか、独擅場と言いますか、他の追随を許さないと言いますか。しかも一度直したと言っておきながらやっぱり直っていなかったというギャグまで怠りないとはもはや世界に名だたるお笑い企業の名を欲しいままにしていますね。いくらNetscapeとは言えどもそこまで先進的な機能は備えておりません。それにしてもメールが届かないとか、紛失したとかならまだしも、他人が自由に見れてしまうというのは、なんか出来すぎているバグですね。以前IEがユーザーの個人情報をMSに流していたというとんでもない事件もありましたが、どうもゲイツ君というのは、他人のプライバシーを覗き見るのが相変わらずお好きなようです。なんか盗撮がお好きなTBSの社員みたいな話ですが、あっちは捕まって懲戒免職になったと言うのに、この人だけはどう言うわけかいまだに捕まっていないでのうのうと暮しているのがなかなかに不思議な世の中ですね。
まぁ、最近はゲイツ君も税金対策でいろんな所に金をばら撒いているようですし、政治活動もお盛んなようですから一概にそこらへんを比べるのも酷というものでしょうけれどね。
それにしても、社内のメーラーだと上司とかが検閲していると嫌だと言って、わざわざ人に聞かれたら困る内容のメールをHotMailを使ってやりとりしていたなんて人もいたでしょうに(転職のメールとか(笑))、それがもとでMSが損害賠償請求されたりしても全然おかしくないですね。ところで、ここらへんのプライバシー管理がずさんなことでは定評のあるMSですが、最近ではOFFICE2000のアップデート告知のダイレクトメールでまたやってくれたようです。どうもこれ、アップデート告知はしたんだけれど、そのDMに印刷されていたユーザーIDとユーザー名が全然違うユーザー当てに送付されていた場合があったようなんですね。
この件は実際にそのDMを受け取った方がわざわざそのDMをOCRにかけて送って下さったいましたので、ご紹介させていただこうと思います。こちらです。なんかこういうのを見ると、この会社って客のことをいかに金蔓だとしか思っていないかが判りますね。いったいどんなDBで顧客管理やってんでしょうか。こんなことだとMSの顧客名簿なんかがどっかの名簿屋に横流しされる日もそう遠くないのではと思います。いや、MSの顧客名簿なんて絶対高く売れると思いますよ。どこに行ってもカモってのは貴重なわけですからね(笑)。さて、今日はちょっと溜まっていたみなさんからのお便りをちょっとご紹介しようかと考えています。もちろん、おのおのの週のテーマに沿ってご紹介するというのもいいのですが、どうもそうしているとついついご紹介できなくて後回しになってしまうことが多いので、たまにこういう形でのご紹介もいいのではないかと思います。
ある病院でのオーダリングシステムについての御紹介です。
本日メールを差し上げましたのは、最近私の勤める病院でオーダーリングシステム と称する院内のパソコンによる伝票、処方箋等を電子化したシステムについての騒 動について、識者の方にお伺い出来ればと思いまして書いている次第です。 <中略>
このオーダリングシステムというのには、少々説明が必要かもしれませんが、要は 、今までの手書きであった、処方箋、検査の伝票、注射の指示箋、検査、診察の予 約などもろもろをパソコン上から行い、最終的には会計から、特殊なレセプトと呼 ばれる請求書までシステム化してしまうというものです。
従って、医師、看護婦、検査技師、医事会計職員など全てが日常業務を打ち込みに 回されることになります。元々、私の勤める病院は院長のワンマン病院でして、誰も逆らうことは出来ません 。今回のシステムの導入決定も全くブラックボックスでして、院長が視察した他の 病院を見て、彼の一声で決定したようです。勿論、院長はパソコンはほとんど初心 者、といって良いような人です。
私も詳しいことは知らないのですが、クライアントが150台ぐらいで、サーバー1台 にバックアップが一台という構成のようです。端末を見ますと、Windows NTでして 、サーバーはSQLサーバーというらしいです。
本当は8月から稼動の予定で、私達も説明を受けていたのですが、医師仲間からはこ のソフトは大変評判が悪く、使いにくくて、くそみそにけなす医師もおりました。 8月が9月に延期になり、9月1日から稼動の予定でした。
8月28日になって、リハーサルをやろう、ということになり、大勢の職員がかり出さ れ、模擬患者を用意し、実際の外来を模してリハーサルを行うこととなりました。 勿論、今までは、各端末毎に説明を受けただけで、大掛かりなリハーサルはありま せんでした。
所が、リハーサルをいざやろうとした所、ソフトが全く動かず、当日は中止になり ました。これが土曜日でして、まあ、何とかするんだろうと思っていたら、その日 の夜緊急連絡網で主だった責任者に連絡がいき、翌日の8月29日の日曜日にリハーサ ルを行うので出てくるよう召集がかかりました。
どういう修正をしたのか不明ですが、この日曜日のリハーサルも結局うまく動かな かったようです。一部で動くも、動きが大変に遅かったようです。さらに懲りずに 8月30日の月曜日、再度リハーサルを行ったのですが、結局不完全で、システム全体 の稼動は諦めて、薬関係などの一部分を動かして本番に望むことになったようです 。病院側の説明は、私の知識では良くわからないのですが、最初、ケーブル(?)を増設 したが、ダメで、最終的にはサーバーを更に増やさないと、ダメだという結論にな ったと聞きました。ケーブルは100Base-TX、一部光ファイバーを使用しているよう です。
長々と、背景説明になってしまい、飽き飽きされたかと思いますが、申し訳ありま せん。
所で、このSQLサーバーというのは、Microsoftの商品名みたいなのですが。そうな んでしょうか。?
私はおぼろげに、サーバー、という言葉を理解している程度の者でして、ただ、私 のような者でも、今回の騒動は何か奇異な感じがしている次第です。
そもそも、こういうシステム導入に際して、リハーサル、というのをぎりぎり直前 に行うものなのでしょうか。?
また、これはソフト会社のソフトに責任があるのでしょうか。? 風の噂では、 IBMのオーダリングシステムは今回のシステムとは全く違う優れたものだと聞きまし た。
それともSQLっていうのですか、このMicrosoftの製品に問題があるのでしょうか。 ?
SQLサーバーに非はなくて、単純にソフト会社の見通しが甘かっただけなんでしょう か?実際病院でこの手のオーダリングシステムをNTベースで構築したという例は私も聞いたことがありますが、このお話はかなりひどいですね。これは、単純にNTが悪いとか、SQLサーバーが悪いとかいった問題だけでは無いように思えます(もちろんそいつらも悪いのですが)。ちなみに、SQLサーバーと言うのは、もちろんMicrosoft製のデータベースマネジメントシステムのことです。
もともとSQLサーバーもNTもスケーラビリティが欠けるということは広く知られているのですが、ユーザーI/Fも全く評判が悪い上に、テスト運用の時点で既にサーバーの増設が必要なほどパフォーマンスに問題があったということは、いったいここのSIベンダーは何やっているんでしょうかね。だいたい、クライアント150台でNTサーバー1台なんて何処からこんな設計思想が出て来るんでしょ。まぁ、一番悪いのはこんなもんをめくら打ちで選んでしまったパソコンに非常にお詳しい院長大先生なのでしょうけれど。
いずれにしても、こんなのマシンスペック(メモリやCPU、台数など)を決定する段階での(つまり受注前での)仕事の話であって、システムができあがって実地テストをしたあとで「サーバーの増設が必要」なんて決定を下すなんてのはさすがに私も聞いたこと無いです。今時こんな楽天的な夢でも見ているようなSIベンダー(ソフト会社?)があるとは知りませんでした(笑)。
ともかく、病院のオーダリングシステムなんて、一歩間違えると確実に人命にかかわるようなシステムには、もっとSI屋さんも慎重になって欲しいものです。あんたの家の家庭内システムを組むんじゃないんだから。
あと、できたらこの件に限らず、他の病院でも「当院はMS製OSを使っています」とか、そういった文句をでかでかと病院の入り口にでも張り付けて置いて欲しいものです。そしたら、少なくとも患者側で選択の余地が残されますから、死んでも死にきれないなんてことは無くなりますしね(笑)。
でも、そのうち、「医療ミスで患者が死亡!!」なんて言って「どこのシステム使ってたんだ!!」「MS」「なんだじゃあしょうがないな」なんて会話が交わされるようになるとかなり怖いですが。
まぁでも、上の鶴の一声でNTのタコシステムが導入されてしまうというのはよくありがちな話ではありますね。情報システム部のお偉いサンなんかもこのパターンが多そうです。結局迷惑を被るのはユーザーだったり情シス部員だったりするんですけれどね。さて、最後ですが、良くお便りの中で質問されることについてお答えしておこうかと思います。「マイクロソフトシンドローム」の続編はいつ出るのか、というものなのですが。
実は全く予定していません。
どうも私、本を出すことの意義というのがあまり見い出せないでいるんですよね。なんかあるのでしょうか。だいたい、WEBで書くこと以上のことが、本で書けるとも思えないですし(本だとクリックして飛ぶというわけにもいきませんしね)。まぁ、マニュアルとかだったらWEBよりは本の方が都合がいいというのも有るでしょうけれど、コンピュータの時事コラムじゃあメリットも薄いでしょう。そんなのにわざわざ金を払って頂けるほどの質の高い記事なんて全然書いていませんし(笑)。
それに印刷物ですと誤植チェックとか事実確認とかがまた大変で。記事の内容が私だけの責任で無くなるので当然なのですけれど、はっきり言って面倒なのがいやなんですよね(^^;;。WEBだと何か間違いがあっても訂正文などすぐに出す事ができますし。しかも記事自体の鮮度も新しいまま出せるので一石二鳥です。
まぁ、もちろん先の本は、金をわざわざ払って買って下さる方のためにそれなりに工夫はしているのですが、それにしても正直言って割が合わないです(笑)。と言うわけで、今日は久々に番外編にてお送りしました。来週はまたどうなるかわかりませんが、できるだけ本編を書けるよう努力はしたいと思います。
それでは、また来週まで、さようなら。
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