恐竜はどこへ行く


前回まで、杜撰なVistaのアップグレードの話をさせていただいたのですが、どうも他にもいろいろあるようで、ある人には、頼んだ本数も支払った金額も全く違う通知のメールが着たということがあったようです。苦情を言うと「記録の間違いでした」という返事が来たようなのですが、買った本数と支払いの有無とその金額が間違えているということは全く管理されていないのと同じなんですけれど、一体大丈夫なのでしょうかこの会社(^^;。
そういえば、今年1月〜3月の国内PC出荷台数はVistaやOFFICE2007が出たにもかかわらず前年比6%減だそうで。まぁこれだけVistaが売る気がないのなら当たり前なのかもしれませんね。
ちなみに、「VISTAでMacのエクスポゼと似た機能(フリップ3D)がVistaに搭載されるのは好ましいことのように思う」というお便りも頂戴したのですが、開いているWindowの一覧を出すのにわざわざ3Dにして重く操作しにくいようにして無理矢理Macとの違いを出すくらいなら、素直にAppleからライセンス供与でも受けてエクスポゼを乗せるべきでしょう。ま、Macからライセンスを受けるなんてゲイツ君のプライドが許さなかったのか、それともWindowsが一本売れるごとにAppleにロイヤリティが行くのが気に食わなかったのかさだかではありませんが、とりあえず我々としては「ユーザ不在」という言葉の的確な使いどころを覚えたというメリットはあるかもしれません(^^;。

さて、ゴールデンウィークも終わりつつありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。中にはGWこそがかき入れ時だとか、この時期でないとシステムの入れ替えもままならんということでGW中ずっと仕事をされている方もいらっしゃるかと思いますが、大変お疲れさまです。しかしまぁ、いきなり暑くなってしまいましたね。
そういえば5/3は憲法記念日でしたが、なんか今年は憲法改正だの国民投票だのでいきなり大変な盛り上がりですね。なにやらシンゾー君がやたら国民投票法案を通そうと張り切っていますが、新聞などで彼の主張を読んでみると「60年前に出来た憲法だから、最近では情勢が変わってそぐわない面もあるので任期中に必ず憲法は変える。」のだそうで。いや、別に必要なら憲法も変えても良いと思うのですが、何がどう情勢が変わったのでどう変えるんだというのがさっぱり分からないんですよね。
まぁ昔はアメリカとソ連が二強で、お互い気に入らない国があったらいきなり軍事侵攻なんて普通にやってましたし、海のすぐむこうの半島でもドンパチ戦争がやられていたり、なんて時代でしたが、今はソ連もないし、アメリカはアメリカで相変わらず気に入らない国にいちゃもんつけて爆撃するなんて平気でやっていますが、昔よりは国連も機能するようにはなってきたし、アメリカにはきちんと物を言える国も多くなってきたわけですが、そんな中で何がどう憲法を変える契機なんでしょうかね。
「何事も自国のことばかり考えて他国をおろそかにしてはいけない」なんていう話も言っているようなのですが、ひょっとしてあれですかね、アメリカがイランとかにまたいちゃもんつけて爆撃しに行こうとするのを、自衛隊が体を張って止めに行くから憲法九条がじゃまだ、ということですかね。いや、その先陣を切ってシンゾー君が行ってくれるのなら諸手をあげて賛成しますよ私も(笑)。ま、所詮例の戦争犯罪人のじいさんに取り付かれた二世議員のボンクラですから仕方がないのでしょう。

ちなみに、憲法のように国民の合意を元にした「改正」ならまだ良いのですが、これが「改ざん」だとなかなか面倒なことになります。
ただ、一昔前なら政府関係のWebページが改ざんされたなんて話題がかなりにぎわっていたりしたものですが、最近はどこの企業でも情報漏洩やセキュリティ対策には力を入れていますからね。というわけで今時Webページの改ざんの被害に遭うなんて会社は、パッチもろくに当てられないほどセキュリティ意識が低いのか、もともと使っている製品やOSがタコなのかのどちらかだろうと思うのですが、先日我らがMSのページの一つが不幸にも改ざんされてしまったようです(^^;。なんでもゲイツ君の例のパイまみれの写真のページに置き換えられてしまっていたとか。
ちなみに「このページはmicrosoft.comのページの一つではあるが、外部に管理を委託している」ようで、「ウィルスなども仕掛けられていなかったらこの事件によってMSのブランドイメージが損なわれることはないだろう」ということでしたが、別にユーザに取ってみればWebページの運営が他の会社に委託されているなんてことは知ったこっちゃないし、この話で企業イメージが悪化しないなんて結論付けるのはまたずいぶん能天気な話だと思いましたけれどね(^^;。ウィルスが仕掛けられなかったのは単純に愉快犯だったからでしょうし。

ちなみにブランドイメージというと、最近米国での調査結果が出ていますが(知名度や企業の将来性などを総合的に加味して決定したもの)、去年はMSがトップだったのが、今年はとうとうGoogleがトップになったようです。一般的なブランドイメージだとMSはどうしても悪の帝国のイメージがあるので(^^;ブランドジャパンの調査のようにかなり下になってしまうのですが、総合力の調査でもGoogleに負けるとはいやはや時代も変わりましたね。今頃ゲイツ君はもっと早くGoogleを買収しておけば良かったと地団駄でも踏んでいるんじゃないでしょうか。

ただ、Googleなら無理だがYahoo!なら、ということで、米Yahoo!を500億ドルで買収する計画されている、という報道が先日されたようです。
以前もこの件はTime誌の本年度の予測の記事の話として紹介させていただいたのですが、実際に報道されるということになると内部で本気で検討されているのでしょう。(今日になって「この話は多分なさそうだ」という記事が出ましたが)。
ただ、最近のGoogleの買収戦略とは違って、MSの米Yahoo!買収ということになると、Google対抗という言葉はわかりますが、具体的にどうGoogleに対抗していくのかがさっぱり見えないんですよね。500億ドルも払って買収するのだから何かしらの利益を生み出さなければならないはずですが、別にWindowsやOFFICEやXBoxにYahoo!の技術が今すぐ使えるわけでもありませんしね。まぁゲイツ君に聞いたら、買収が趣味だから買収するんだ。なんて答えが返ってくるかもしれませんが(^^;。

で、そもそも米Yahoo!にとっても、MSと合併したことで出るメリットがわかりません。ま、Yahoo!と合併したらMSNは停止するしかないので、そのユーザーを取り込めるとか、IEのスタートベージがYahoo!にできるとか、その程度しかないでしょうが、これで検索市場でのシェアの現象に歯止めを掛けられるとはとても思えません。
資金面でも、米Yahoo!は最近は事業が好調ですから別に資金援助を必要としているわけでもありませんし、組織が巨大になることで意思決定が遅くなるデメリットの方が多いはずでしょう。
以前、AOLとタイム・ワーナーが合併したのと同じようなもので、合併するとなにかすごいことができるんじゃないか、なんて思われても、実際には何もできずに業績がかえって悪化するだけ、なんてことになるんじゃないでしょうかね。

どうもこう、MSという会社は昔からあらゆる面でコンピュータ業界を牛耳る存在でなけれ気が済まないようですが、別に意地張ってGoogleに対抗して、なんてことは思わないで、XBOXとオンラインのゲームにもっと注力した方が良い結果になると思いますよ(^^;。これなら、別に落ちようが何しようが大して被害は無いですし(^^;、ゲーム機がフリーズしたからと言って損害賠償を請求される被害が出ることも少ないでしょう。ま、米国ではそこそこ売れているようだから、それをネット端末にした新しいビジネスでも立てたら良いのではないでしょうか。で、先の見えないWidowsはオープンソース化してコミュニティに寄贈なんてことをやれば、少なくとも今訴訟関係で抱えている弁護士は10分の1くらいには減らせて効率の良い経営ができるでしょう(:-P。

ま、オープンソース化が無理なら、Windows98あたりを元に途上国向けの軽いOSを作るとかね。もちろんLinuxの方がフリーだし良いのだけれど、どうしてもWindowsではないとまずい場面もあるでしょうし、98ベースなら企業の大量の破棄PCがリサイクルできます。
そういえば最近IPAが「Windows98はネットにつなげるな!」なんて言っていましたが、別にMSも途上国向けとか中古リサイクル市場向けでということでWindows98をリニューアルして無償で出す、なんてことくらいやっても良いと思うのですけれどね
(まぁ、そんなことやるわけが無い会社だというのは知っていますが(:-P)

ちなみに、米Yahoo!とYahoo! Japanは別会社なので、直接この件がすぐに日本に及ぶことは無いとは思いますが、孫氏にしてみれば、Googleに水をあけられっぱなしの米Yahoo!の株を全部ゲイツ君に売り払ってその金を携帯につぎ込みたい、とでも思っているかもしれませんけれどね(^^;。

さて、そういった所で今日の所は終わりになります。実際にはこの合併話は物別れに終わりそうな雰囲気ですが、それが正解でしょう。それにしてもGWも後半になってすっかり暑くなってしまいましたが、皆様も体調などに十分お気をつけて頂ければ。また三週間後くらいにお会いできればと思います。

ところで、皆様の中で実際にXBoxをお使いの方がどのくらいいらっしゃるのかはわかりませんが、近々XBoxのハードディスクを20Gから120Gに換装するキットが発売されるようです。
ただこれ、どうもいろいろ問題があるようで、例えば、20Gディスクから120Gディスクにデータを転送すると、転送元データは消えてしまうようです。もちろん転送中にデータが消えても責任は負わず、さらに転送先にもともとあったデータも消えてしまうそうで、これらは全部仕様のようなのですね。
データ転送中になんらかのエラーが発生するなんて別にめずらしくない話だと思うのですが、有無を言わさず豪快にデータを消してしまうというのは凄いですね。度胸が無いとなかなかできることではありません。
この度胸を持って、従来のビジネスモデルとスパッと決別、なんてことは、、、できないでしょうね(^^;。

それでは、次回まで。さようなら。


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