ゲイツ君が満を持してクリスマスに投入する予定の新型ゲーム機Xbox360ですが、ちょっと私がコラムを休んでいる間に何やら大変なことになっていたようです。どうやらこの新型マシン、ACアダプタが巨大で、なんとアダプタの中にファンが2つも内蔵されているのだとか。
それにしてもファンが内蔵されたACアダプタなんて見たことも聞いたこともないですが、どうやらこれ、消費電力が245W(!)を越えるためこのようなものになったとのことです。
ゲームセンターにあるゲーム機じゃあるまいしなんでこんな消費電力を食うのかわかりませんが、少なくともMSにはエコロジーとか省エネとかいう概念が全く無いことが解りました。お子さんへのクリスマスプレゼントでうっかりXBOXなんて買って上げたら最後、年明けから膨大な電気代の請求に腰を抜かすなんてことが無いように皆様も十分注意して頂けますと幸いです。さて、ずいぶんと御無沙汰しておりましたが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。私の方もちょっといろいろやることがあったこともあり当コラムから遠ざかっておりましたが、まぁ別にそれほどがつがつして更新しなくても良いかと思いますので(^^;、マイペースでやっていきたいと思います。とりあえず、今後は次回の更新の目処をコラムの最後にお知らせするという形式が良いのでは、と自分なりに考えましたので、それで行きたいと思います。
まぁでも、私がコラムを休んでいようが何をしていようが、悪い輩が蔓延るのは変わりが無いわけでして、どうも最近ではネットネズミ講なるものが流行っているようですね。これ、いつもお世話になっております南堂さんから情報を頂いたのですが、ディスカバリーネットとか言うのだそうで。
サイトのうたい文句によると、「初回に2900円だけ払い、あとはマニュアルに沿った簡単な作業をしていただくだけ」などと書いていて、何も詳しいことが書かれていません。まぁこれからして妖しさ爆発ですが、要するに自分のサイトなどを使ってこのディスカバリーネットを宣伝するという業務のようです。
普通、サイトの宣伝は金を払ってするものですが、この会社は宣伝するサイトの運営者から金をもらって宣伝してもらっているようで(^^;、こんなのに良く手を出す人がいるものだと思いますね。実際宣伝報酬も2300円くらいしか返ってこない場合が多いようで。また「ネットでは高額で出回っている有益な情報」なるものも2900円払うと購入できる、ともあるのですが、これってよくある「ただで運転免許を取るにはーー(答)自衛隊に入りなさい」とかいう類のもののような気がしますが(笑)。こんな情報別に只でいくらでも出回っていますよね。
ちなみに、子供の子供から報酬を受け取ることが無いのでネズミ講とかマルチ商法にはならないようですが、しかし怪しげな商売を思いつく業者もあるものです。
ま、あこぎな商売と言えばどこかのMのつく会社が本家であるのは言うまでもありませんが、最近はスウェーデンで「WindowsXPに略奪的な価格設定をした」とのかどで訴訟を起こされたようですね。いやはや、ゲイツ君もいろんな国であいかわらずお盛んなようでご同慶の至りです。さて今週ですが、ちょっと今月頭にあったシステム障害の話題をさせて頂こうと思います。
最近東証や名証のシステムで立て続けに大規模な障害が発生して大変話題になったことをご存じの方も多いと思います。私自身は株は全く興味が無い人間なのでまぁご苦労なことですねなどと傍観していただけだったのですが、しかし株なんて一分一秒の売り買いで大変な額の金が動くものですから、そのシステムが障害で長時間停止なんてあってはならないのは当然ですね。ハードウェアの障害は二重化やクラスタリングでガードするとして、今回のようなソフトウェアとか人間系の障害となると、テストや運用でカバーするしか無いわけです。
しかし、東証の場合は月次処理のテスト漏れという信じられない話で、これ担当した富士通も富士通だけとそれをチェックできなかった東証も東証ですね。テストデータを作るのが面倒だったのか、それとも当初の見積に入っていなかったのかわかりませんが(笑)、少なくともこれでは素人丸出しです(表題ではプログラムミスと記載されていますが、この場合は完全なテスト漏れと言う方が適切)。また見たところ特に障害時などの異常ケースでの問題でも無いのでかなり単純なミスとしか思えず、これを誰も気が付かなかったというのは担当者も管理者も含めて相当抜けているとしか思えないですね。しかも今までできていたのが新しいソフトでできなくなったのだから、完全なデグレードです。ま、あの悪名高い目標管理制度なる人事査定システムを真っ先に導入した会社ですから、評価されにくい障害対策などは後まわしにされたと言った所なのでしょう。また、名証のシステム停止も、当初データベースの障害だとまるでOracleが悪いような言い方をしていたものの、実際の所は担当者がシステム停止時にパスワードを入れ間違えて次回起動時にシステムが起動しなかったのが問題と言うわけで、なんかもう開いた口がふさがらない事態になっています。最初のDB障害ってのは何だったのでしょうか。障害の隠蔽ですか。
少なくともこうしたパスワードを変更する運用というのは、変更してから実際にそのパスワードでログインしてみて正常に起動するか確認するのが鉄則で、そんなことも運用マニュアルに記載していなかった富士通も富士通ですが、そもそも立ち下げ時と立ち上げ時にパスワードを変更するというのも一体何を意図した運用なのかさっぱりわからないですね。普通のシステムってデータセンターがガードされていて、そこにいる運用担当者が電源を入れたら自動的にシステムが立ち上がるものだと思うのですがその運用で何が不都合なんでしょうか。なんかわざわざトラブルを誘発するような運用としか思えないんですが。いやはや、科学技術の粋を集めたコンピュータも動かなければただの屑鉄でしかありません。ところで、東証が全面的に取引停止となると、証券会社の注文はどうなるのでしょうか。まぁ普通は証券会社の中にある注文は取り消しなどの処理はできるが、新たな売買はできない、といった所かと思いますが、どうもシステムの設計が証券会社間でかなり違うようだとの情報を頂きましたのでちょっとこちらで紹介させて頂こうと思います。
要するに、楽天証券などの場合は東証側のシステム障害であっても自社内にある取引の取り消しができないようで、全く訳の解らない仕様になってしまっているようですね。
まぁ、楽天証券って、ちょっと私などは名前聞いただけで敬遠してしまいますが(通販とか野球だったらまぁ良いですけれど、金融はちょっと勘弁して欲しいと普通思いますね)、名は体を表すと言う言葉通りやはり設計が腐っていたようで。ちなみに、情報を頂いた方の後日談はこちらのページにありますのでご覧頂きますと幸いです。しかし、今さら気が付いたのですが、富士通って例の「社員が働かないから業績が悪いんだ」で有名な秋草君がまだ会長やってたのですね。なるほど一向にトラブルが減らないわけです。ちなみに、富士通のプレスリリースだと担当役員の減給は審議されるようですが、秋草君はどうなんでしょうね。やっぱり「担当役員がちゃんと働かないのが悪いんだ」とか言っているのでしょうか(笑)。いずれにしても今度の日経コンピュータは大変楽しみです(:-P。
実際問題障害というものを完全に根絶することはできるわけはありませんが、無くす努力に対して成果を認めないようではいつまでたっても同じ事の繰り返しになるでしょう。この会社も楽天もそうですが、他社の方ももちろん(私も含めて)、貴重な他山の石とすべきでしょうね。まぁ、今回は石が大きすぎた嫌いはありますが(^^;。というわけで、今日の所はこの辺で終わりです。うーむ、さすがに期間が空いたこともあって、もっとご紹介したいネタがあったのですがちょっと書き切れませんでした。ので、次回は11/28(二週間後)にまた更新させて頂こうと思います。多分番外編になると思いますがお許し下さい。
ところで、以前「パソコン日本一」と言いつつ実はエクセルが使えるだけの高校生というのをご紹介させて頂いたことがありますが、いつもお世話になっている小菅さんから「今時の高校生も捨てたものじゃない」との情報を頂きました。広島の県立高校の高校生が、KNOPPIXを改良し、PCクラスタが簡単に構築できるパッケージ「KNOPPIX for MPI」を作成されたとのことです。
私も記事を拝見しましたが、CD一枚で何十台ものPCの起動とクラスタリングが自動でできてしまうと言うのは凄いですね。ベリタスだってこんなもの作っていませんし、普通に考えると十分売り物になるレベルではないでしょうか。しかも元のKNOPPIX自体無償ですしアウトプットも無償です。
これはまさに情報教育の一つの理想的な到達点と言えるかと思います。エクセルとかワードとかの使い方を情報教育だと称されている方もそうですが、ろくな情報教育もせずにAC電源にファンを二つも付けるようなゲーム機作って満足しているどこかの大金持ちにも爪の垢でも煎じて飲ませたい所ですね。あ、爪の垢が飛んでしまいますからそのファンはとりあず止めてもらえると幸いです。(^^;。それでは、また次回まで。さようなら。