MSフライトレコーダー


前回ちょっとUNIXでの印刷環境の話をさせていただいたのですが、ちょっと前にTurboLinuxの話をさせていただいた時にご紹介したオープンプリンティングシステムについても着々と成果が出ているようですね。
実際、あとは多数のプリンタメーカーが参画して対応プリンタが増えてくれればと思いますが(リコーやゼロックスが参画してなさそうなのが不明)これでUNIXの最大の弱みがなんとか解消されればと思います。個人的にはプリンタドライバ自体が根本的にOSに非依存で共通化されればという思いが大きいのですが、まぁ死んだ子の年を数えても仕方がないので(^^;、この成果をぜひ今後も推進いただければと思います。

ちなみに、今はPSではなくPDFを直接プリントできるプリンタもありますから、その方面で環境依存が無くなればとも思いますが、どうしてもプリンタの価格に転嫁されるので難しいでしょうね。Windowsの場合はOS自体で描画をサポートしているという強みもあるので、そもそもDTPの出力機構が組み込みやすいという点もありましたし。
とは言えWindowsの場合は、その親分のソフトが同じデータでもバージョンによって表示上の再現性が無かったり、また印刷以外の問題が多すぎたりしますけれどね(^^;。最近でもWindowsを止めてLinux+OpenOfficeの環境に全面移行した会社があったようですが、予想以上に生産性が向上しているようで。しかもいろんな副次的な効果も出ているようです。まぁいろんなしがらみが無ければ移行した方が圧倒的に良いですよね。

さて、二週間の御無沙汰でしたが皆様いかがお過ごしでしょうか。ゴールデンウィークも終わりましたが、先日のJRの事故は酷かったようですね。
なんかあのJR西日本の社長は、今年の社員への訓辞で、安全ではなく金儲けを第一にしろと言っていたようで、いやはや鉄道という公共機関を担っている会社の社長がこれだとこんな事故が起きるのも当然でしょうね。各方面からいろんな非難を浴びていますが、この人間に対しては何も同情することなどないでしょう。
それにしても、ラッシュ時って過密ダイヤになるので、閑散時より走行時間が遅くなるのが当たり前だと思っていたのですが、例の電車は逆で昼間より早い最速の時間で走破するようにダイヤが組まれていたのには驚きですね。しかも遅延を起こすと運転手はリンチに近い研修を受け、運転手当を剥奪されその間実質生活ができなくなるというのもさらに凄いですし、あれだけ会社が儲けていたのにも関わらず投資対効果が無いということでATSの改善もしていなかったのも出鱈目すぎますね。そんなもの社長が号令かければ直ぐにでも整備できたでしょうに。いやはや、全く何もかも驚くようなことばかり出てきますが、こんな状態だと事故が起きない方がどうかしているでしょうね。

ところで、こうした事故になると、事故原因を調査するために列車の運転速度などを記録したレコーダーを回収して調査するなどということがよく実施されます。飛行機のフライトレコーダーが有名ですが、実際に今回のように運転手が亡くなってしまったりすると、こうした記録だけが頼りになってしまうのは仕方がないことかと思います。
しかし、どうもこのフライトレコーダーをパソコンの世界にも導入しようとする動きがあるようです。先日、ご想像通りのM社が(^^;、この件について発表をしたようなのですね。

今でもクラッシュした時にその状況を把握するためのプログラムはあるのですが、今度からはプログラムの中身だけではなくて実際のメール等の内容まで保存する、かなり強力なものになるようです。
これについてゲイツ君は「これはフライトレコーダーのようなものだ」なんて言っているのですが、どうもこのお方、個人情報という考え方が完全に欠落しているようで(:-P。

企業のPCの場合はともかく、いくらトラブル調査だからと言って個人所有のPCの中身の情報までごっそりMSに持って行かれたらたまったもんじゃないでしょう。データを送信する時に選択ができるようにする、とのことですが、個人のメールの内容まで送信されるということをどれだけの人が理解できているのかも疑問です。
一方企業のPCの場合、情報システム管理者がポリシーを決定してそれに従って送信することができる、とのことなのですが、機密情報が入っているかもしれないようなデータを無差別に送ってしまうような設定をするわけにも行かないでしょう。いったいこの人、何をやりたいのでしょうか。

どうでも良いのですが、ゲイツ君もこんな所に余計な力こぶ入れるんじゃなくて、そもそもクラッシュしないようなOSを作ってもらう方が先決だと思うのですがいかがなものでしょ(^^;。

ちなみにMSに関しては、最近もまた情報を探ってくるような電話が掛かってきたと言うお便りを頂きましたので下記にご紹介したいと思います。

標記の件、つい先日、私の勤務先の会社に、マイクロソフトと【称する】
女性の方から1本の電話がかかってきました。

その内容というか、かけかたというか、なんというかあまりにも【アレ】
なものだったので、メールにてご報告させていただきます。

なにかのおり、ネタにでもご利用ください。

  記

「【昨年の9月】に郵送したアンケートにお応えいただいていないので
お電話させていただきました。」

『【去年の9月】ぅ?今ごろそんな事言われても憶えてませんよ。』

「それではこれからいくつかご質問にお応えいただきたいのですが、
お時間はよろしいでしょうか。」

『質問の内容はなんですか?』

「お使いのパソコンの種類ですとか台数ですとか、それから、VISIO
という描画ソフトのご案内をさせていただきたいと...」

『そんな【重要なこと※】、お電話ではお応えできません。それに、あなたが
マイクロソフトの社員だということを、このお電話で証明できるんですか?』

  ※企業のコンピュータの運用情報なんて、それこそ機密事項ですよね。

「あ、いえ、それは私どもがマイクロソフトであると信じていただくしか、
あ、それでは次に申し上げます電話番号にお電話いただけましたら...」

『ちょっと待ってください。それだとこちらに通信費がかかりますよね。
御社の質問に答えたり宣伝を聞いたりするのに、こちらが通信費を払うん
ですか?』

「あ、いえ、そ、それは....ちょ....ちょっとお待ちください。」

(保留待受音♪タ〜ラリラタラリ〜ラ〜...)

20秒ほど待ちましたが、こちらも【忙し】くて【待ってられない】ので
電話切っちゃいました。

これって【オレオレ詐欺】とおんなじことですよね。

私も、まさか天下のマイクロソフトともあろう【超大企業】が、そんなセコ
いマネするとは思いません。

たぶん、【マイクロソフトの名を騙った】、【産業スパイ】かなんかだったん
でしょう。

それにしても、うかつに電話に出ることもできないとは、怖い世の中になった
ものです。
実際にMS関係者なのかどうかというのは微妙ですが(でもMS関係者以外がVisioの使用状況なんて気にするとも思えませんけれどね(^^;)、それにしてもたかがアンケートに答えていないというのに電話をかけてきて企業のPCの利用状況の情報を聞き出そうとするのはなかなか凄いですね。
最近法律も厳しくなっているようですから、ゲイツ君もほどほどにしないと塀の中に入れられてしまうから気を付けてくださいね。とは言え、この人は直ぐに保釈金をポケットから払って出てくるでしょうけれど。
(しかし、ゲイツ君の場合の保釈金の額っていくらになるかちょっと想像もつかないですね(^^;。)

さて、そんな所で今日の所は終わりです。連休も終わって、なかなか頭が連休モードから切り替わらない方も多いかと思いますが、連休ボケでうっかり個人情報をもらしたりしないようにお気を付けになって頂ければと思います(^^;。ま、自分の情報だけ漏れるのならまだ良いのですが、顧客の情報が漏れたりすると偉いことですしね。実際こうした過失があった場合には、個人がその企業に対して貯金をはたいて賠償金を払わなければならないという会社も増えているようですし。実は私の会社もそうなのですが、まったく暮らしにくい世の中になったものです。

ところで、ちょっと最近また情報を頂いたのですが、Alexaというソフトがあるのをご存じでしょうか。IE用のGoogleツールバーのようなものなのですが。
いや、実は私IEを普段使っていないので全く知らなかったのですが、どうもこのソフト、個人がIEでブラウジングをしている情報を自サイトに送ってくるという機能を持っていて、それを開発した会社はそれをデータベース化してアクセスランキングの統計情報などを得ているようなのですね。
それだけならまだそんなスパイソフトみたいなのを入れる方が悪いとも言えるかもしれませんが、実はそんなレベルの話ではなく、IEのサービスパックを入れるとこのこっそり送信する機能だけがデフォルトで入ってしまう場合があるようで、何もしなくてもユーザーがIEでブラウズしたURL情報がmsn.comとこの会社のサイトに送られてしまうようです。
ま、URLの情報だけ送られても、どのPCでアクセスしたかという情報と紐付けるためにはプロバイダの協力が必要なのでこれだけでは個人情報の漏洩とは言いにくい点もありますが(これがWindowsUpdateの時に送られているのだとするとアウトですね)、しかしこういう機能をユーザーに断りなしに入れてくるというのも気味が悪いものです。こんなことがあると別にMS嫌いな人間でなくても疑心暗鬼に駆られてしまうのは当然でしょう。
というわけで、また一つFireFoxに乗り換える理由ができたというところで、今日の所はよろしいでしょうかね(^^;。

それでは、また来週まで。さようなら。


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