がんばれ!!ゲイツ君番外編94


前回、ちょっとMSの「FolderShare」のサービスのお話をさせて頂いたのですが、Google Desktopの次のバージョンのSearch Across Computersの機能もかなり危なそうだという情報を頂きました。
これ、一言で言うと自分が持っている複数のPCの情報をネット経由で検索できるというものなのですが、確かにこれ一歩間違えるとかなり情報漏洩が出そうです。あちらの人達は日本でウイニーがこれだけ騒がれているのを全くご存じないのかもしれませんが、それにしてもそんな危険な橋を渡って実現するだけの必要な機能とも思えないんですけれどね。
まぁMSもそうですが、Googleも最近なんかちょっと変な方に走っているような気がするのは私だけでは無いでしょう。そのうちSMショーとかやり出したら要注意かと思いますので皆様もお気を付けていただければと思います。まあG社はアルファベットが違うのでちょっと別の方向かもしれませんが(^^;。

さて、三週間の御無沙汰でしたが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。世間では年度末ということで色々話題がありますが、それにしても、最近の世論調査では民主党の支持率が暴落してしまっていますね(^^;。
いや、別に私自身民主党は最初っから解党したほうが良いと言っているので(旧自由党の小沢と旧社会党の連中が一緒にやってうまく行くわけ無いでしょ)、支持率が落ちるのは別に良いことだと思っているのですが、でも自民党の支持率はほとんど変わってないところを見ると、これどうせあのガセネタ問題の影響すよね。

これそもそもガセネタ問題なんておまけで問題の本質はライブドア事件にあったはずなんですが、いつのまにか問題がすり替わっておまけだけがクローズアップされているというは凄いですね。まぁガセネタなんて言ったら、イラクに大量破壊兵器があるなんてガセネタに騙されて何十万人も殺したどっかの大統領に何も文句も言えず、自分でも完全にそれに引っかかって「イラクに大量破壊兵器がある」なんて断言して自衛隊送り込んだどっかの総理大臣の方がよっぽど凄いと思うのですが、どうもこういう話よりはワイドショー的な話の方が国民の皆さんの関心も高いようです(^^;。
今度もアメリカの海兵隊の異動に税金を9000億円もつぎ込むようですが、こんなこと世界的にも事例が無くヨーロッパなどでもかなり驚かれているようですね。私もこれ最初ちょっと早いエイプリルフールネタかと思っていたのですがどうもコイズミ君は本気のようで、それで金が無いからと言って消費税を15%にするなんて話が出るのだから凄いです。
まぁさすがにアメリカだとブッシュ君の支持率も落ちて、先日のエイプリルフール恒例の調査でも米国人の馬鹿さ加減第三位という調査も出ていますが(ちなみに第一位は4年連続でマイケルジャクソン(^^;)、日本はマスコミ自体が馬鹿なのでここまでは出来ないでしょうね(:-P。

さて、今日は年度末のせいか話題が多く、ちょっと話題を一本に絞りきれなかったので久々に番外編にてお送りしたいと思います。

  1. IEの仕様が変わる
    IEが米国のとある会社が所有する特許を侵害しているとして、MSが5億ドルを支払うように、という判決が3年ほど前にあったのですが、MSがこの特許侵害を回避するためにIEの仕様を変えるパッチを今月の月例パッチで出すようで、その件が今かなり話題になっています。

    この特許は、

    ハイパー・メディア・ドキュメント内で,外部コンテンツを自動的に呼び出し, 埋め込みオブジェクトとして表示し,(ハイパー・メディア・ドキュメントと の)相互作用を提供する方法
    というもので、要するにブラウザのページに他のコンテンツを埋め込んで自動的に表示させるような技術は抵触するよ、というものなのですが(ActiveXやJavaAppletがひっかかる)、この対策としてMSが取ったやり方は、IEの仕様を変更して「自動的に実行するのではなく、ダイアログを表示させる」ことで回避させる、というものです。
    実際、この特許は適用範囲が広いため他のブラウザにも影響が及ぶはずなのですが、今の所訴えられているのはMSだけです。まぁ確かにFirefoxを訴えてもどこから金を取るんだという話もありますから妥当な線なのでしょう(^^;。

    しかし、このパッチを適用することで、今まで自動的にフラッシュが表示されていたページが必ずダイアログが表示されてしまうことになるんですね。まぁ1個なら良いですが、複数個オブジェクトが埋め込まれていたら何度もリターンキーを押さなければならないわけで、こんなことになったら普通はそんなページに行かなくなりますよね。

    で、MSは回避策として、JavaScriptを使ってボタンを自動的に押させるような指針も出したりしているのですが、全世界に無数にあるWebページをこんなMSの都合だけで書き換えなければならないなんて、こんなばかげた話もありません。

    しかし、なんでMSって、5億ドルぽっちを払うのを惜しんでこんな問題を起こすんでしょうかね。まぁくだんの特許の価値は私自身もどうかとは思いますが、でもこれでIEからFirefoxに乗り換えるユーザも多いはずですしMSに取っては何もメリットは無いはずですけれどね。
    とりあえず、上記のページによるとこのパッチを無効にするパッチというのを期間限定でリリースするというわけのわからないことになっているようなのですが、まぁユーザ不在もここまで来ると立派なものだということで褒めておきましょうか(笑)

  2. ボーダフォン買収
    ちょっと前の話になりますが、我らがソフトバンクの孫大先生がボーダフォンを正式に買収することが決まったようで、かなり大騒ぎになっているようですね。
    いや〜これで携帯でクリック一つでYahoo!に繋がるし、多分Yahoo!コンテンツのアクセスは無料にして差別化するに違いないとか、それどころかYahoo!の広告などと抱き合わせることで無料携帯を出してくるんじゃないかとか夢見がちな方々からは色々言われているようです。

    まぁでも、夢は夢、現実は現実ですから、そこの所をしっかりと見極めなければなりません。第一、ソフトバンクにボーダフォンを運営できる体力があるとはとても思えないわけです。
    今回の買収額は1兆7500億円というすさまじい額です。ソフトバンクの今期の純益は2000億で、有利子負債が3600億もある状態で解消の見込みも無く、累損の多くを占めるADSL事業なんて先細りで今後の利益も期待できない状態です。 で、自社で資金が用意できない分は、以前ライブドアとフジテレビの買収の時にも話題になったLBOで調達する、ということですが、ボーダフォンの利益なんて年間3000億しかなく、しかもこれからボーダフォン自体の借金も返さなくてはならないわけで、これを考えると孫大先生お得意の料金ディスカウント(Yahoo!BBユーザは携帯使用量無料とか)もおちおちできないでしょう。携帯のユーザはヤフオクを只で利用できるとか、そういうことくらいはやるかもしれませんが、Yahoo!の中のコンテンツを携帯で利用できるとしても、あまり大したメリットもあるとも思えませんし、キャリアを乗り換えるだけの魅力はほとんどありません。そもそも、ボーダフォン自体が契約数がさっぱり伸び悩んでいる状態ですから、営業利益を今後も確保できる保障もありません。

    仮に年間2000億の利益を維持したとしても、この中から買収の借金を毎年1000億返しても返済に10年かかりますし、その間満足な技術投資もできないとなると、DocomoやAUにどんどん差が付けられるでしょう。
    あと基地局間のネットワークにソフトバンクのインフラを使うなんてことも言っていますが、これだと逆に通信の品質がなり問題になるかもしれませんしね(^^;。また逆のことも言えて、毎年元旦になったら携帯年賀メールのおかげで企業の社内ネットワークが切れるなんてことも心配する必要があるかもしれません。
    まぁ、赤装束の軍団が駅前で携帯の勧誘をやるようになったら気を付けた方が良いといった所でしょうか。あと、TRONOSの携帯は閉め出すとかもやるかもしれませんね(笑)。

    それにしても、ボーダフォンがJ-Phoneで藤原紀香のCMをやって、デジタルツーカーを統合した頃はコンテンツにも魅力があり顧客シェアでドコモについで二位だったのが、JRが株を手放したばかりに英Vodafoneに買収され、それ以降はもう坂道を転げ落ちるように落ちていきましたね。まぁ日本人の嗜好を知っているわけでも無い英国人の経営陣がやっても上手く行くわけが無いのは当然でしたが。今現在顧客を取り戻そうと打ち出している定額サービスなども、収益を悪化させるだけでシェアのアップにはほとんど寄与していませんしね。
    そう言えば、ちょっと前までやっていた数百億の予算をかけた基幹システムのリプレースプロジェクトも、結局使われることなく大金をドブに捨てたようなものでしたしね。まぁここまで災難が続くと確かに手放したくなるのもわかりますが、相手が孫大先生だとちょっとユーザが可哀想と言うものでしょう(^^;。

というわけで、今日の所はこれで終わりですがいかがでしたでしょうか。本当はニフティのパソコン通信サービス終了とかPSE問題とか他にもお話をしたい話題も結構あったのですが、さすがに収拾が付かなくなりそうだったのでこの辺にしておきます(^^;。次の更新は月末くらいになってしまうかもしれませんが、またご連絡致します。

ところで実は最近、ある方の名前を久々に雑誌で拝見し、少し嬉しくなってしまいましたのでちょっとご報告させて頂こうと思います。
日経コンピュータの有名な連載なのですが、ある北海道の中堅小売企業が、とある情報システム会社に.Net Frameworkを用いた統合販売管理システムの構築を依頼したのけれど、2004年3月の稼働の予定が2006年3月時点でも稼働せず、結局このベンダーが赤字に耐えられなくなってプロジェクトを降りてしまい裁判沙汰になって、結局ベンダーが5億円の損害賠償をこのスーパーに払うことになった、という記事なのですが、このプロジェクトのコンサルと設計とベンダーの紹介を担当したのが、我らが成毛ちゃんが社長をするインスパイヤだった、とのことでした(^^;。
ま、本文中には別に成毛ちゃんのせいでプロジェクトがメタメタになったとかは書いていませんけれど(多分原因は別)、でもこういう記事を見るとなんか久々に旧友にあったような気がして嬉しくなってしまいまして(笑)。
そう言えば今100ドルPCというのが話題になっており、ゲイツ君などは「あんな(Windowsが入っていないような)ものは使い物にならん」などと言っているようですが、昔成毛ちゃんからは「パソコンは千円で売れ!」という有名なお言葉を頂戴したこともあるので、是非とも今度はゲイツ君にでも知恵をお貸しいただくというのも良いのではないでしょうかね(^^;。

それでは、また次回まで。さようなら。


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