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Final Cut Studio 2


2007年4月16日から19日までの4日間、アメリカのラスベガスで開催されるNAB 2007に関する特集ページです。




Special Eventレポート

・Apple VicePresident - Applications Product Marketing である Rob Schoeben氏によって、Apple Special Event が行われました。

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Rob Schoeben (Applications Product Marketing担当VicePresident)


まず、これまでの Final Cut Studio について。

Final Cut が誕生してから短期間のうちにユーザ数が急激に増加したことに伴い、トレーニング本が数多く出版され、また Final Cutソリューションを提供する企業が数多く生まれるなど、正に「It's a Final Cut world」とされる一種のコミュニティが形成されています。

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Final Cut Pro をサポートする企業

・製品は膨大な数になっている



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ユーザ・デベロッパによって構成された 正に Final Cut world. とも言うべきエコシステムが完成している



この Final Cut world を形成しているユーザより数多くのフィードバックを寄せられていたのが「膨大な量のデジタルコンテンツの管理」「ノンリニアでのコラボレーション」「制作スケジュールの同時管理」であり、これの解決策として メディア・アセット・マネージメントシステムとして Final Cut Server を発売することが発表されました。

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Appleのアセット管理システム "Final Cut Server"


Final Cut Server は 100種類以上のファイルフォーマットを管理可能であり、proxyファイルの自動生成もサポートされます。また、コンテンツに振られた基ワードからコンテンツを検索する事も、ユーザによってアクセス可能なコンテンツを制限する事も可能です。

もちろん、Final Cut Studio とも完全に統合されており、Final Cut Server が生成した Proxyファイル でラフ編をして、そのファイルを Final Cut プロジェクト として保存する事も可能になっています。

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Final Cut Server へは

Mac OS X・Windows 共に可能



Final Cut Server は Mac OS X上で動作しますが、アクセスするためのクライアントTool は Mac OSX だけでなく、Windowsでも動作するようになっています。

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10クライアント版が US$999

Unlimited版が US$1,999



2007年夏に発売開始される



価格は 10クライアント版が US価格 $999-、Unlimited版が US価格 $1,999- で、2007年夏に出荷予定です。

続けて、Appleの映像スィーツである "Final Cut Studio" について。

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Final Cut Studio が 2 に進化



まず、FInal Cut Studio が "Final Cut Studio 2" にバージョンアップする事が発表され、続けて Final Cut Pro 6 より順に、そのアップグレード内容が発表されました。

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Final Cut Studio の中核を成す Final Cut Pro は 6 に



Final Cut Pro 6 のアップグレードポイントの 1つ目は 新codec "Apple PRORES 422" の搭載。

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新codec "Apple PRORES 422" を搭載

煙や雨などの圧縮codecが苦手とする素材でも、非圧縮映像との区別は難しい



10bit 4:2:2 クオリティを持つ VBR codec であり、HDファイルを SD並のファイルサイズにする事が可能です。これによって、10bit非圧縮ファイルと比較して 約1/6 のファイルサイズとなります。SONY の HDCAM SR や、Panasonic の HVCPRO AVC-Intra などの新世代codec とも親和性が高く、これらのフォーマットにて撮影されたデータの編集codec としても利用可能です。

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SONY の HDCAM SR からの

デジタイズcodec としても優れている



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Panasonic の新世代codec "DVCPRO HD AVC-Intraオプション" との連携にも優れる



また、ファイル容量を劇的に下げる事が可能であるために、2K映像を撮影可能な RED DIGITAL CINEMA 社のREDCODEで撮影したデータを "Apple PRORES 422" codec にすることで、2K映像をMacBook Pro で編集する事さえも可能になります。

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2K収録機材を市販する RED DIGITAL CINEMA社

Apple PRORES 422 codec によって MacBook で 2K編集をすることも可能に



また、既存の機材の映像を PRORESS 422 code に変換するためのソリューションとしては、AJA からHighD対応コンバージョンボックス "IO-HD" が発表されました。これは HDMI や、SDI・HDMI で入って来たデータを、ハードウェア内 で Apple ProRes 422 codec に変換し、Firewire800 で出力します。

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AJA は Apple ProRes 422 codec

へのハードウェア変換機をリリース



これによって、電源さえ確保出来れば、MacBook でも SDI で入力されたデータをデジタイズ・編集する事が可能になり、機動力が著しく向上します。この AJA Io-HD は US$3,495- にて、2007年06月に出荷予定です。

さて、Final Cut Pro 6 の新機能に話を戻しますと、新機能として異なる解像度・codec のファイルもダイナミックに変換することで、同一タイムライン上に乗せる事が出来る "Open Format Timeline" や、shake から機能を取り入れた、手ぶれ補正機能の "SmoothCam"、文字などを打ち変えるだけでダイナミックなテンプレートが適応出来る "Editable Motion Templates" などが新機能として搭載されます。

Open Format Timeline のデモでは、新規シーケンスを作成してから クリップを追加した際に、シーケンス と クリップ の設定が異なっていた場合にはシーケンス設定をクリップに相応しいものに変更するかどうか尋ねられる様子がデモされました。ここでシーケンスの設定を変更すると、今後追加されるクリップはシーケンス設定に沿った形に再エンコードされるようです。

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初回に追加したクリップとシーケンスの設定が異なると変更を促すアラートが表示される



なお、再エンコードに使われる codec は、Final Cut Pro の設定にて任意の codec に変更出来ます。

Editable Motion Templates は名前の通り、動き効果が付いたテンプレート。

同一背景のテンプレートにおいて、テキストを打ち変えるだけで最上位のテキストレイヤーの内容だけが更新されるデモが行われました。

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動きがあるテンプレートも利用が可能に



 なお、このテンプレートは Motion を利用して編集する事も可能です。

以上で、Final Cut Pro 6 は終了し、続けて Motion 3 のデモに。

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Motion 3 では 3Dの概念がサポートされると共に、ベクターでの動き設定や、映像の動きや音によって変化するビヘイビア が追加されました。

これによって、デモで披露された音のリズムに合わせてアイコンを大小される動きがクリック1つで設定出来るようになります。

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音のリズムに合わせて、オブジェクトを変形させる事が可能



また、新たにサポートされた 3D空間やベクターでの動き指定は、全てのオブジェクトに適応出来ますので、光のパーティクルの奥行きを深くしておいて、そのパーティクルの中で視点を滑らかに動かすというような、これまでは作るのが面倒な動き効果も簡単に作成出来るようになりました。

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カメラに軌跡がベジュ曲線で描かれている上に、3D空間を持つようになった
Motion なのでオブジェクトが様々な角度を持ってカメラに映るように設定されている



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光のパーティクルが 前後にも広がっている。空間内にパーティ
クルを散らす事が可能になったために作り出せるようになった映像



続けて、Soundtrack Pro 2 のデモに。

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Soundtrack Pro も 2 で大きく変化



Soundtrack Pro においては、これまで指定部分の全体をカットしか出来なかった事が改良され、音の成分から不要部分だけをカット出来るようになりました。これによって、ノイズが入った部分は これまでは完全に捨てなければならなかったところが、ノイズが入った部分からノイズ成分だけを除去して他の部分は そのまま使い続けられるようになりました。

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音成分を抽出しての

編集が可能になった



また、映像と効果音のsync方法も改善され、タイムコードの上部に音を合わせようとしている映像の開始フレーム・終了フレームだけでなく、付ける音の開始ポイントに指定した部分が映像のどの部分とsyncするのかリアルタイムに表示されるようになりました。

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シーンを見ながら厳密な音合わせが可能に。ストップフレームが出るので確実に、正確に合わせられる



これによって、音を映像が完全にsyncさせる事が、非常に容易に出来るようになりました。

また、Soundtrack Pro 2 によって、待望のマルチチャンネル編集機能が付き、1つの音素材を どのチャンネルに どのぐらい割り振るかという設定を画面を見ながらリアルタイムに設定出来るようになりました。

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5.1ch のようなマルチチャンネル

サウンドのバランスを自由自在に変更可能に



続けて、Compressor 3 のデモに。

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Compressor 3 でマルチコア時代に本格対応



Compressor3 では クラスター設定がシンプルになり、ローカルマシンであっても マルチコアであればクラスターの処理プロセッサとして利用するようになりました。

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Apple Qmaster では CPU の core も ノードとして設定可能



これによって 現在最大の 8core 搭載マシンであっても、各Core にホボ均等にジョブを割り当てられるようになりました。

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各core に平均的に ジョブを割り当てる



圧縮codec については、MPEG-2 と H.264 の設定・エンコード強化が行われ、それに合わせて iPod や AppleTV に対応した細かなプリセットが数多く用意されました。

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Apple 各製品のプリセットが充実

1つの素材に対して、どのようなプリセットが適応されているのか理解し易くなった



また、ダイナミックなウォーターマークがサポートされた事で、映像に半透明のタイムコードを入れたり、動きの有るロゴをウォーターマークとして挿入する事が可能になりました。

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ウォーターマークを挿入可能に

ウォーターマークもダイナミックに動くので、タイムコードなども挿入出来る



これらの数多くの新機能を搭載し、DVD Studio Pro 以外の全構成アプリケーションがアップデートされた Final Cut Studio 2 は 2007年05月に、新規US$1,299-で、Final Cut Studio からのアップデートは US$499-、Final Cut Pro 全バージョンからのアップデートは US$699-にて発売されると発表されました。

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Final Cut Studio 2 は US$1,299-で発売

2007年05月に出荷開始予定



さて、1999年に初めて Final Cut Pro を発表して以降、着実に成長し、今日の Final Cut Studio 2 まで至ったのが、これまでの歴史。

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Final Cut Pro が登場したのは、

1999年の NAB でのこと。



映像編集に革命を起こし続けた Final Cut Studio製品群が更なるジャンプアップをすることを発表するとして新アプリケーション 「Color」 が発表されました。

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ハイエンドのカラーマネージメントツール "Color"



Color はその名の通りに、ハイエンドの色編集を行う為のアプリケーション。

映像内のRGB成分を分析し、それらの全体、若しくは抽出した一部のみの色・明るさ・コントラストを自在に変更出来るようになります。

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RGBそれぞれをパラメータで細かくレタッチング出来る

RGBの色空間を様々な方法で表示・把握出来る



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変更範囲は色域でクリッピングする事も、場所を指定する事も可能。
効果の掛かる開始点・中央点・終了点を 3本のラインがそれぞれ示す



また、変更した結果については色・明るさ・コントラストなどの各種類ごとに設定データを他のクリップにも適応する事が出来るので、1つのビデオクリップ内で統一された色調に統一することも出来るようになります。

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Shake のような操作方法で、決まった処理を繋げて、
他のクリップにも渡す事が可能



このように、映像の色管理を支援する Color ですが、Final Cut Studio 2 に同梱され、スィートの一部として提供されます。

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Color も含まれ、Final Cut Studio は 6製品で構成されるスィートに



もちろん、Color が含まれても Final Cut Studio 2 の価格は、以前に発表された価格より変更はありません。

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Appleが Final Cut で目指すのは "Editing unleashed."



[Editing unleashed. (解放された編集環境)] のキャッチフレーズ通り、Apple は最強の映像編集ツール群 "Final Cut Studio 2" のリリースによって、編集ツールのディファクトスタンダードの地位を更に強固なものにした事を確信出来る発表会となりました。

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強力な製品ラインアップを揃え続ける Apple Final Cutシリーズ








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