がんばれ!!ゲイツ君番外編54



現行のIEにはURLのフィールドに検索用の語句を入れてリターンを押すとサーチエンジンに渡って検索が行われるという機能があるのですが(検索ボタンで実行される検索機能も同様のことを行います)、この機能、どうも今年4月からMSNしか選択が出来なくなってしまったようです。確かに以前はGoogleやInfoseekが選択できたと思っていたのですが、今では他のエンジンを選ぶオプションが無くなっています。これを変更しようと思ったら自分でレジストリを編集しなければならないようで。

これ、MSNのサイト側が4/1から変更されたことが原因のようなのですが、それにしてもMSNのサーチエンジンしか選べないようにさせておいて、今更MSに何のメリットがあるのかさっぱりわかりません。他のサーチエンジンの締め出しを狙ったのかもしれないですが、今時MSNのサーチエンジンを使っている人なんているのでしょうか(^^;。ま、この機能が無くてもGoogleツールバーを使えばいいのですけれど。
ちなみに、Mac版IE用のサーチアシスタントパートナーサービスはこの三月でひっそりと終了したようです。これは他のサーチエンジンのサービスの締め出しを狙ってわざわざ立ち上げたものなのですが、こちらはあまりにも早い終焉ですね。まぁMac用のブラウザでしたら今標準でSafariもありますし、Caminoもかなり軽くて速いですからもはやIEの出る幕は無いといった所ですから用無しになったのかもしれません。

ちなみに、上記サイトで「なお、MSN の各種サービス運用状況については、http://help.msn.co.jp/maintenance.htm Leave_MSをご覧ください。」というリンクがあり、しょうがない状況を確認してやるかとアクセスしたらNotFoundだったのですが、サービスはもう廃止してしまったんですかね(^^;。
さて、一週間のご無沙汰でありましたが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。めっきり暖かくなってまいりましたが、一年の中でもこの時期は大変過ごしやすくていいものですね。
しかし、中にはあまりこの時期過ごしやすくない方もいらっしゃるようです。先日ソフトバンクが三月期の決算を報告したようですが、ソフトバンクBBを中心としたブロードバンド事業が1000億円の赤字だそうで。もちろん、この赤字の最大の要因は顧客獲得費用で、今までに費やした費用は630億円だとのこと。ちょっと前にソフトバンクがBBの勧誘に使えるお金が1000億だとお話させていただいたことがありますが、今のところ実行途中段階といった所でしょうか。いずれにしても高々売上高が332億円のビジネスに宣伝費を630億円かけるというのは無謀であるというの幼稚園児でも解ると思うのですが、うーむ。一体どうやってこれを黒字にしようと思っているんでしょうか。何か魔術でも使うおつもりなんでしょうかね。
ちなみにこの顧客獲得費用の資金は、モデム流動化スキームというモデム1台あたり投資家から資金を調達するという手法で行うため心配無いとのことですが、資金を調達するというのは踏み倒すこととは違うということをせめて孫クンは理解していることを祈らずにはいられません。
あと、上記ページにあった損益分岐点のグラフも、売り上げ高が今後も直線的に伸びるなどと言う極めて楽観的な見通しを元に説明しておりますが、どうも彼らは日本のユーザというのが無限にあるものだと思っているようです。しかもこの損益分岐点のグラフには、顧客獲得費用が全く含まれていませんし、さらにさらに一人のユーザがyahoo!BBを使う期間が4年〜8年というとんでもない計算になっています。今でさえ光ファイバー設備が続々と整備されているというのに、こんな長い期間ユーザーをつなぎ止めておけると考えるなんて誰が見てもあまりにも楽観的だと思うんですが。とりあえず誰か社内で一言「このグラフおかしいんじゃないですか」って言ってあげてくださいよ。まぁその瞬間に首なのでしょうけれど(^^;。
(ちなみに、こちらのページで孫クンは「私は自らの意思で直ぐにでも黒字にできる」と豪語(?)していらっしゃるようです(^^;)
ソフトバンクは他の事業は黒字のようなので、BB事業の巨額な赤字がそっくりそのままグループの赤字になっているわけで、一体全体なんでこんなにBB事業に固執するのかさっぱりわからないのですが、取り返しのつかない事になる前に早く目が覚めてもらいたいものです。まぁ別に潰れてもいいと言えばいいのですが。

あと、最近では先日開催されたWndowsハードウェア・エンジニアリングカンファレンスで、Windowsの次世代バージョンと言われている「Longhorn」の発表があったようですね。
どうやらこのバージョンはかなりグラフィック機能を強化しているようで、売りは各アプリケーションが独自の描画空間を持つため各アプリケーションがかなり自由度の高いレンダリングが可能のようです。ただそのためデスクトップ画面はウィンドウ全体が一秒間に何度も同時レンダリングをするらしく、そのため当然ながら3Dグラフィックチップが不可欠だとのこと。

しかし、どうもMSってやるべきことを完全に取り違えているとしか思えないんですが。デスクトップのグラフィックスなんてPCを使う上で見やすければそれで良いわけで、みんながみんな3Dのアクションゲームをデスクトップ上でやるわけでもあるまいし、OSにそんな機能を標準で持たせる必然性なんて全く無いと思うのですけれどね。「ウィンドウをドラッグすると波を打つようにはためきながらウィンドウが移動する」なんて頭が痛くなりそうな機能は一体誰が望んだのか知りませんが、ゲイツ君もあまり自己満足でOSを作らないようにしてもらいたいものです。

また、このOSのもう一つの最大の特徴は、NGSCBと呼ばれる協力なセキュリティ機能を標準搭載していることのようです。これは、ユーザが自分で作成したファイルや、外部から受領したデータなどを自動的に暗号化するもので、セキュリティ機能を細かく設定することでコピーを禁止したり改変を禁止することができるのだとか。しかもこれ、インテルの「セキュリティサポートコンポーネント」チップと一体となる可能性が高いようです。

電子著作物の改ざんを防ぐと言う意味なら今でも電子透かし技術を利用すれば可能なのですが、MSの場合はこれをハードウェアと一体にして有無を言わさずユーザに強制させようとするものですから、どうみてもやりすぎとしか思えません。例えば上記サイトにもあるように、自作のプログラムを動作させようとした時にいちいち警告が表示されたら、作る方もやってられないでしょう。ただでさえ今の WindowsXPのアクティべーションだって悪評が高いというのに、これ以上使い勝手を悪くするとはどうもやはり学習効果が全く無いようで。
ま、インテルもこのチップをまだ開発中だと言うことも有りますので、本当にこの機能ロングホーンに搭載されるかどうかは定かではありませんが、でも本当に搭載されたら従来のチップのPC上では使えないことになってしまうし、いったいどうするんでしょうかね。(まぁ何か回避策を用意するのでしょうが、と言う希望的観測をとりあえずしておきます(^^;)

さて、今日はちょっと短いですがこの辺で終わりです。他にもいろいろネタを頂いているのですがどうも私の方がまとめる時間が最近取れなくて申し訳ないのですが、なんとか頑張って続けていきたいと考えております。

ところで、先週補足でちょっとご紹介した、MSのインターネット対応トイレ(何度も言いますがジョークではなく本気のようです)ですが、ちょっとこの件で情報を頂いたのですが以前電脳トイレなるものが坂村氏が提唱していたことがあったようです(こちらのPDFの5ページ目に記載)。
これは、トイレで自動的に便や尿などの成分を分析し、その結果をネット経由で病院に転送するというもので、確かにこういうトイレならかなり使えるでしょう。いちいち自分で採集して病院に持っていくなどというのはかなり手間ですし、これが普及するとガンの早期発見などにかなり貢献しそうです。
科学技術というのはそもそもこういう所に役に立てるべきであって、トイレで漫然とインターネットをするためにあるものでは無いのだということを、是非ともゲイツ君には勉強してもらいたい所ですね。

それでは、また次回まで。さようなら。

5/14補足:上記インターネットトイレの件ですが、今日MSから発表があり、それによるとMS社員の悪ふざけのニュースがMSの広報を通じて誤って伝わったものだ、とのことです。
それにしても、自社のことをろくに調べもしないで広報がニュースに出してしまとは。。。しかも一週間も経ってから訂正報道ですし、この社員を罰するより広報の怠慢ぶりをなんとかした方がいいかと思います。

5/16補足:と、上記で書いていたのですが、やっぱりこのインターネットトイレは本当に考えていたものだったそうです。もう何が何やらわけがわかりませんが。一つだけ言えることはこの会社がくだらない会社だということでしょう。


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