2003/10/29(水)
最近スーパーコンピュータを使う仕事を時々持ち帰って家でやっているのだが、いつものように寝そべってやっていると(行儀悪いな)娘が興味深げにのぞきこんでくる。ウェブブラウズをしている時ぐらいなら多少キーボードを叩かれてもかまわないのだが、さすがにスーパーコンピュータに ssh でログインしてお仕事している時はまずい。「ボスが来た」機能ならぬ、「ヒメ(仮称)が来た」機能が必要かも知れない。瞬間的にキーボードをロックして、あるシーケンスでキーを押せば復帰するようなやつ。どっかに落ちてないかな。いや、ヒメが届かないところで作業すればすむ話ではあるんだけど。
「ボスが来た」ってわかりますよね? ゲームとかやってる時に、瞬間的に「まじめな」画面に切り替える機能。
2003/10/26(日)
ソフトウェアサンプラー作成の続き。フィルタの実装方法がだいたいわかったので、処理の重さがどの程度なのか簡単なプロファイリングをしてみた。浮動小数点演算は重いだろうから、long long を使って 64 bit の固定小数点計算をするバージョンも作ってみたのだが、2000000 点分の計算をして時間を計ってみて、ちょっと驚いた。
| 型 | -O0 | -O3 |
| float | 0.78 秒 | 0.35 秒 |
| double | 0.95 秒 | 0.37 秒 |
| long long | 2.14 秒 | 1.06 秒 |
-O0, -O3 はコンパイル時の最適化フラグ.
float の方が2倍以上速いやん。がっくし。8ビットマイコン時代にアセンブリ言語でコーディングしていた頃は「浮動小数点は遅いからなるべく整数化しよう」というのが常識だったけど、もはやそんな考えは全然通用しないのね。まあ固定小数点処理のコーディングがへたくそなのもあるとは思うけど、それにしてもこんなに差がつくとは。
ちなみに、2000000 点で 0.35 秒ということは1点 175 ns。サンプリング周波数 48kHz で発音しようとすると1ステップ 20.8 μs だから、20.8 / 0.175 ≒ 118 音同時発音が上限。今やっているのは単純な波形計算だけだから、他のオーバーヘッドを入れると同時発音数はもっと減ってしまう。せめて 128 音は欲しいから、かなり頑張って最適化しないといかんなぁ。先は長い。
2003/10/25(土)
今日はちょっと特別な仕事。一日中訪問客の対応という慣れない業務で緊張した。
Panther (Mac OS 10.3) が発売開始されたのを横目に、遅ればせながら弁当箱に 10.2.8 を入れる。おお、前に書いた起動時の「Kernel Debugging うんぬんかんぬん」エラーが消えているよ。これで少しは起動が速くなるかな?
その Panther, 体感速度が速くなっているという報告をちらほら見かけるけど、どうなんだろう。iBook Dual USB で実用的に動くだろうか?
2003/10/24(金)
一日中会議の日。なんか、座ってるだけなのに結構疲れるしおなかも空くんだよな。
書類作成はきのうで大体終わったのだが、プリントアウトでまたはまってしまった。まあ psc2150 に Ghostscript + hpijs なんてドライバを使っている時点でトラブルはすべて自己責任なんだけど、純正ドライバを使ったところで大差ないかもしれない。今回のトラブルはなかなか複雑で、PostScript ファイルから作った PDF を印刷しようとすると (1) グレースケールのビットマップの図を貼付けた書類で、ビットマップ部分が「背景グレー、図が黒」のモノクロになってしまう、(2) 全体が勝手に縮小される、(3) プリントアウトが最初の1ページ目しか出ないことがある。(1) と (2) は「プレビュー」、(3) は Acrobat Reader 5 で起こる。今まではだいたいどちらかは大丈夫だったので、また困ってしまった。若干の試行錯誤の末、一番良いのはなんと Terminal コマンドで ps ファイルを直接プリントする方式だった。A4 に両面印刷をするには、lp -o media=A4 -o sides=two-sides-long-edge xxxx.ps(参考:CUPS Software Users' Manual)。謎解きをすると、PDF を印刷するときに CUPS が cgpdftops というフィルタを通して一旦 ps ファイルに戻してから foomatic-rip という hpijs 系のフィルタに渡しているのだが、この cgpdftops がチョンボをしているらしい。Acrobat Reader から印刷するとこのフィルタでなく、pictwpstops というフィルタが使われるため、このチョンボが回避される。そのかわり、Acrobat Reader は印刷ページの設定をしくじって1枚目しかプリントしないことがたまにあって、今回の (3) はそれに引っかかったらしい。ちなみに、(2) はプレビューの仕様みたい。
2003/10/22(水)
遅ればせながら「トリヴィアの泉」を初めて見た。確かに面白いけど、ぜひ毎回見たいと思うほどは面白くはなかったな。誰でも楽しめるように薄めてある感じ。「一部の人にしかわからない」と没にされているネタの中に面白いのがありそうだけど。
2003/10/20(月)
ATO's 雑記帳より、な〜に、OS 9 から起動して捨てるなり入れ替えるなりしちゃえばいいじゃん!
こういうとき(=Finder が操作を許してくれないシステムファイルをいじりたい時)は別パーティションの OS X から起動して Terminal で sudo するのが正解。Mac OS 9(のシングルユーザーモード)は UNIX 流のアクセス権を無視するからファイル操作は無制限にできるけど、OS X に戻した時に正しいアクセス権に直しておかないとあとで妙なことになる可能性がある。「正しいアクセス権」が何だかわからないとか、どうやって直したらいいかわからない、ていう人は…研究してください。今どきのマシンを「オレ流」にいじくるにはそれなりの知識と覚悟が必要です。
2003/10/19(日)
このところ娘の子守唄にしているのが、ラヴェルのピアノ三重奏曲の第3楽章。音域が広いからあちこちオクターブ移高しながら歌わないといかんのが難点だが。最後まで歌い終わるまでにはだいたい寝てくれる。もっとも、今日は夕方にお客さんが来たせいか妙に興奮していて、今(0時過ぎ)もまだあーとかうーとか言いながら目をぱっちり開けている。そろそろねんねしなきゃいかんよ。
2003/10/18(土)
今週はけっこう忙しかった。火曜日から更新してなかったのかぁ。
最近増えて来た論文の電子投稿。PDF を作成して送るのが普通だが、僕は未だに Word98 を Classic モードで使っているので、Mac OS X ネイティブの PDF 作成機能は使わず、Classic 上の AdobePS ドライバで作った PostScript ファイルを Distiller で PDF 化している。ところが、この間作成した論文、なぜか PostScript ファイルが勝手に2分割されてしまった上に、それぞれを PDF 化しようとすると Distiller が原因不明のエラーで止まってしまう。困ってしまったが、PSC2150 用に ESP Ghostscript をインストールしてあるのを思い出して、Terminal で cat article.ps article2.ps | ps2pdf - >article.pdf とやってみると、見事に変換できましたよ。いやはや、Ghostscript 偉大なり。これは英語の文書だったが、日本語で表を使いまくっている書類(時節柄、業界人なら何の書類かわかるよね)を同じように変換してみると、こちらも OK。これからは Distiller の出番が激減しそうだな。
メモ:ps2pdf は /usr/local/bin にあるが、デフォルトではパスが通ってないので、set path=($path /usr/local/bin) としておく必要がある。ホームの .cshrc に入れておくのが便利。
メモ2:分割された PostScript ファイルは単純に結合すればいい。PDF はそうはいかないみたい。PDF の仕様を詳しく知らないのでよくわからないのだが。(一応規格書は入手したけど途中で挫折した)
2003/10/14(火)
自転車のライトが不調なので、ハンドルにランプを取り付けて使っているのだが、単二電池2本がわりとすぐになくなってしまう上に、今度は電球が切れてしまった。毎日通勤に使っているので仕方ないと言えば仕方ないのだが。発光ダイオードタイプに換えたいところだけど、けっこう暗い道もあるので光量が足りないかも。
2003/10/13(月)
一年以上前の宿題を引っ張り出して考えている。サンプラータイプの音源で音色をいじるために、ローパスフィルタではなく高倍音成分を自由に削ったり膨らませたりできるフィルタがないものか、というもの。もう一度 FFT などを駆使して検討した結果、一応式はできあがり、CoreAudio を使って音を鳴らすサンプルも作れた。ただ、差分計算をする時の中間値が発散数列になってしまうため、長時間数値計算を続けると破綻してしまう。もう少しアルゴリズムを練らないと使い物にならない。
2003/10/12(日)
娘の歯が生えて来た。ちょっと前からスプーンを噛む時かちかち音がしていたのだが、今日口を開いた時に下側の前歯が少し出ているのを確認。
昨日の午後と今日の午前中寝続けたおかげで、体調はほぼ回復。って、さっそく夜更かししていてはいかんのだが。
Mac OS 10.3 が各所で話題になっているけど、まあしばらくは様子見かな。ぜひ必要な機能もあんまりなさそうな感じだし…ただ、セキュリティ関係のアップデートを旧バージョンについていつまで出し続けてくれるかはちょっと問題かも。サーバを立てているマシンは時期を見てアップグレードしておいた方がいいかしらん?
2003/10/11(土)
きのうからちと体調が悪い。本格的に風邪を引くとまずいので、仕事を最低限で切り上げて早めに帰宅、ひたすら横になっている。なんとか連休中に回復したいところ。ちなみに、マスクをして寝ていると娘が這ってきて、引っ張ってなめようとする。引っ張るのはいいがなめちゃいかんよ。
HMDT さん経由、OgreKit。Cocoa 用の正規表現ライブラリだそうです。Find パネルがなかなかよさそう。
2003/10/09(木)
Mac OS X のファイル共有、なんか使いにくいなと思っていたんだけど、OS 9 までにあった「任意のフォルダを共有可能にする」機能がなくなってるせいだったんですね。SharePoints というユーティリティを使えばこの機能が実現できるので、メモ。最近研究室の NAS が調子が悪いので、とりあえず PowerMac G4 で仮のファイルサーバを立てた。NAS からハードディスクを引っこ抜いて PowerMac を本格的にファイルサーバにしようかなと思っている。共用のマシンであんまり使ってないし、どうせファイルサーバなんてそんなに負荷高くないし。
2003/10/08(水)
なんか最近自宅のネットワークの調子がイマイチなような気がする。職場でもウィルスの ping 攻撃でファイアウォールがあふれたりしていたけど、何かまた流行ってるんですかね。
' [[[[[[[[[ ///// //////. ..,...lllllllllllllllllllllllllllllllllllllll [[[[[[[[[[[[[=]\;;;;;' ???'
…失礼、少し離れている間に娘が勝手にタイプしてしまいました。毎晩娘と並んで寝そべって弁当箱(PowerBook G4 のこと)を広げているので、興味の対象になってしまったらしい。
2003/10/05(日)
おかざき世界子ども美術博物館の「A.A.ミルン・E.H.シェパード展 クマのプーさんの世界」を家族3人で見に行く。プーさんはオリジナルの絵(シェパード)とディズニーの絵が人気を二分しているが、僕は断然オリジナルが好み。ディズニーはやっぱりアメリカ的に派手な絵になっちゃうんだな。今回はシェパードの他の絵もたくさん展示されていて、大いに満足して帰って来た。ただ、娘はさすがに退屈した模様で、帰って来てからいつもより夕暮れ泣きが激しかった気がする。
2003/10/03(金)
共同利用の計算機を久しぶりに使いはじめた。前に使ったときはデスクトップは Classic Mac OS(8.6 だったと思う)で、NCSA telnet でログイン、Fetch でファイル転送、ローカルに持って来た計算結果は MacPerl で処理、といった案配だったが、今はもちろん OS X で、ターミナルから ssh, scp, grep, perl といったコマンドを駆使している。どちらでもやっていることは同じなのだが、OS X の方がはるかに使い心地がいい。もっとも、本職は実験屋だからあんまり計算機にかかりっきりになるのは危険なんだけどね。
2003/10/02(木)
Mac OS X 10.2.8 は他もダメダメです(セキュリティホール memo さん 10/1 分)。Appleって早々にダメな10.2.8にアップデートした人の救済をする気が無いのでしょうか?
えらく手間どってますよね。Sendmail とか OpenSSH の穴をふさぎたいので修正版をさっさと出していただきたい。もっとも、オーディオ周りに問題あり、というのは初耳です。CoreAudio ML でもまったく話題になってない。騒ぎになってない
のは、トラブルが起こる環境が比較的限られているせいじゃないかしら。ともかく、こういうチョンボが一度でもあるとユーザー側はアップデートをためらう習慣がついてしまうので、しっかりしていただきたいものです。
「宗教上の理由」という言い方は気持ちのいいものじゃないですね。