Digitalians' Alchemy Diary Archive



あるけみすとの居る風景:2002 年 10 月

2002/10/31(木)

 10/22 に死亡した PowerMac G4 だが、本日無事帰還。案外早かった。まあハードディスクの交換だけだからね。保証期間中じゃなかったら自分でやったぐらいの作業。ところで、帰ってくる前に「ハードディスクの交換になりますが、データを消去しても構いませんか?」と問い合わせがあった。最初からわかっていたから「構いません」と答えたのだが、これ「いやそれは困る」と回答したらどうなったんだろうか。ちゃんとデータリカバリーまで無償でやってくれたんだろうか。

 文化勲章の受章者が発表されて、久しぶりにノーベル化学賞の田中耕一さんの話題に接したんだけど、なんだか下らないことにあちこち引っ張り出されて大変そうですね。つくづく下らない国に生きてるなあ、と思うけど、自分もその下らない国を構成している一人だからしょうがないね。せめて、知っている人が賞をとった途端に手の平を返したように友達づらをする、なんてみっともないことはやめたいものだけど、本当にそうできるかどうかは自信がないな。

2002/10/30(水)

 プロ野球日本シリーズ、巨人の4連勝で終了。はなからあまり関心はなかったのだが、西武が頑張って接戦に持ち込んでくれればもう少し見ごたえがあっただろうに。野村さんや森さんが先鞭をつけた「考えに考えて戦う野球」はすでに時代遅れになってしまったのかもしれないね。21世紀の野球はびゅっと投げてがーんと打ってだだっと走るシンプルなやつがいい、というのが今年のプロ野球の総括。まあ、変にこねくり回すよりそっちの方が面白いかもしれない。今回の西武は策を弄し過ぎて自滅した感がないでもないし。

 つい癖で「command + s」のキーコンビネーションを押してしまう力本百之世界 10/27 分)、セーブの時についでに内部データを整理したりいろいろやってるアプリは多そうです。で、セーブしないで作業してると内部データがどんどんごちゃごちゃになってそのうちバグを踏んで落ちる、と。ユーザーから見れば「セーブしてない時に限って落ちる、◯◯のいぢわる」ということになるわけで。

2002/10/29(火)

 「電子政府」関連予算を削減するそうです。「システムの調達に外部の専門家を来年度から採用する。政府側に専門知識が足りず、業者側に依存して割高な発注になっている現状を改める」(朝日新聞10/29朝刊記事より引用)。Better late than never.(遅くてもやらないよりはマシ) もっと早くそういう制度を導入していれば、住基ネットを Windows で構築する、などという亡国の決定は避けられたかもしれない。いや、Windows ケシカランと言っているわけではなくて、システム保守のために巨額の国税を外国の私企業に貢ぎ続けるのか、というのが何ともやりきれないという話。調達担当者が素人で業者の言いなりになったとしか思えない内容だからね。

 IT 関連に限らず、各省庁の皆さんはすべからく謙虚に事に当たって欲しいと思う。あなたがたの頭の回転の速さは認めるけど、日本が直面するあらゆる問題に常に最善の回答を出せるはずはないですから。餅は餅屋、だからね。

 ペーパーテストの得意な奴ってときどきそのへんを勘違いしているアホがいるんだよな(笑)

2002/10/28(月)

 知人が PowerBook 550c から iBook に買い替えるかどうかで迷っているらしい。未だに PowerBook 550c を使っているというのも凄いが、迷う理由がふるっている。「来年あたりから OS X でしか動作しなくなる、という噂があるけど、旧機種を慌てて買わせようというアップルの陰謀にはめられているようで面白くない」、と。そんなことより自分が今 iBook が必要かどうかの方が重要なんじゃないのかねぇ。なんで「アップルの考えていること」をそういちいち気にするかな、と思ったけど、古くからのマックユーザーって結構こういう人いるんだよね。度が過ぎるとちょっと鬱陶しかったりする。

2002/10/27(日)

 SCSI 接続の Zip ドライブを Power Mac G4 につなぐため、ロジテックの USB-SCSI 変換ケーブル LUB-SC2 を試してみる。到着して箱を開けて気が付いたのだが、これがまことに中途半端な仕様。USB ディスクモードと SCSI モードがあるのだが、USB ディスクモードだと SCSI ドライブの ID を 0 にしないといけない。手元の Zip ドライブは ID が 5 か 6 しか設定できないので使用不可。SCSI モードの方は Mac OS X で使えない。おまけにコネクタがハーフピッチ 50 ピン。もうちょっとウェブサイトの記載をよく読んでから注文すればよかった(もっとも、SCSI ID が 0 しか使えない、というのは書いてなかったが)。Mac を使い始めてからロジテック製品をいいと思ったことは一回もなかったけど、今回もやっぱりダメでした。

 USB 接続の Zip ドライブを買う、というのが正解なんだろうけど、高いんだよなぁ……

データ持ち運び用、と称して iPod を買う、という作戦もあり得ますが(笑)

2002/10/25(金)

 ブラウザのホームページをアップルのサイトにしている都合、ここのところしょっちゅう 日本語版・Switch を見るハメになっている。「大切なメールを書いている途中にフリーズした」ってあんた、そりゃ Mac でもありますわな。「大切な文書を作っている途中に爆弾が出た、ほんと Mac って使えない」なんてずっと言われてたわけでね。もっとも、爆弾(システムエラー)は Mac OS 8 以降は出る頻度は激減したけどね。(それを知らない Windows な人はとても多い)

 今日中に書類を提出するはずが、会議が長引いたりプリンタが不調だったりして結局間に合わず。担当者におわびのメールを入れて、月曜の朝一番に持って行くことに。あー迷惑かけてしまった。

2002/10/24(木)

 なんとか書類を仕上げて午前中にチェックのため提出。明日の午前に戻って来て、昼に印刷して……すべりこみセーフのタイミングか? 〆切は明日中。

 消耗品の在庫管理兼ファイルサーバの Windows マシン、モニタが死亡。いやまだ生きているのだが、画面がまっ赤っかで見づらくてしょうがない。このモニタは7〜8年は使っているから、まあ仕方ないかな。小型の液晶ディスプレイで置き換える予定。今年は予算がきついのに物入りなことよ。

2002/10/23(水)

 今日も仕事持ち帰り。

 盲目の日本人ピアニストがカーネギーホールで演奏会を開いた、というのが話題になっている。NHK のニュースでもやっていたし、朝日新聞にも小さい記事になっていた。視覚障害のある演奏家、といえばすぐに思い出すのがオルガニスト・チェンバリストのヘルムート・ヴァルヒャ。言うまでもなくバッハのスペシャリストで、深い祈りを感じさせるその演奏は、録音で聴いてもなお襟を正さしめるものがあった。もっとも僕はよく自室の掃除の BGM にヴァルヒャのバッハをかけていたんだけど、しいてこじつければその音楽と部屋を浄める行為との間に精神的に通じるものがあったと言えなくもない。ヴァルヒャが自分を語るのを読んだり聞いたりしたことはないが、彼の音楽に常人には到達できないある境地が存在していることは確実で、それを産み出した彼の類い稀な特質の中に「視力を持たないこと」が(好むと好まざるとに関わらず)ひとつの肉体的特性として組み込まれていたことは否定できないだろう。

 くだんのピアニストにも、ぜひその境地に達していただきたいな、と思う。少なくとも、一世一代の晴れ舞台にショパンの「英雄ポロネーズ」とベートーヴェンの「熱情」、という平凡な選曲をするピアニストの演奏会に足を運びたいとは僕は思わない。障害を克服するのは立派なことだけど、音楽家としての才能とか力量はそれとは別だから。

2002/10/22(火)

 仕事で使っている Power Mac G4, 以前から調子が良くなかったのだが、本日ついに内蔵ハードディスクが死亡。ことえりで変換中に操作を受け付けなくなって、そのまま彼岸に行ってしまわれた。富士通製じゃなくて IBM だったんだけどね。申請書類を作成中だったのでちと痛かった。もちろん一日一度のバックアップはしてたけどね。保証期間中なので、さっさと修理へ。考えてみたら、今の職場に移ってから何台もパソコンを買ってるけど、Mac が故障したのは初めてだな。Windows は何回も壊れてるんだけど(安物を買ってるせいか?)

2002/10/21(月)

 とりこみ中(珍しい?!)……今日は仕事持ち帰り。Classic 環境活躍中。それにしても、某 Classic ドローソフトで選択範囲のドラッグが効かないのには参った。カーソルキーで移動はできるんだけど、めんどくさいし。10.2 に上げたら安定するだろうか?

 廻由美子さんの「ハイドン・ピアノソナタ集」の CD を Amazon で購入。ハイドンというと何だかオヤジ臭いイメージを何の根拠もなく持っていたのだけど、この演奏はそういうイメージを払拭してくれる、軽やかな演奏。スカルラッティに続いて「あたり」のアルバムだった。

2002/10/17(木)

 科学研究費の申請シーズン。去年からかな、書式や応募要領が電子ファイルで公式配布されるようになったのは。PDF, MSWord, 一太郎(笑)ファイルがそれぞれ Mac, Win 版で配布されている(一太郎は Win だけか)あたり、まあまあ気がきいている。どういうわけか指定されたファイルを指定されたアプリで開いてもときどきレイアウトが崩れていたりするんだけどね。これは MSWord 側の問題かもしれん。

 こういう枠に文章をはめ込む作業をやっていると、ちょっとだけ TeX が恋しくなる。といっても、やっぱり今のパソコンになじむシステムではないね。TeX の精神を受け継ぎつつ、今のパソコンの使い心地になじむものが出てくればぜひ使ってみたいと思うけど。

きのうの日付けが間違っていたので訂正。

2002/10/16(水)

 中日ドラゴンズの大豊選手、引退。今年は秋山幸二・石井浩男・藤井康雄・盛田幸妃など思い出深い選手達が続々と去って行きますね。(え、ドラゴンズの久慈選手も?) なんか日本シリーズが間もなく始まるそうですが、とりあえず今シーズンは終わった感じね。

マイナスイオン発生装置搭載パソコン。ぎゃははは、なんじゃそりゃ。

2002/10/13(日)

 N 響アワーの「N 響指揮者列伝:ジャン・フルネ」。フルネの振ったものはフォーレのレクイエムぐらいしか知らない(しかも廉価版の CD)ので大きなことを言えた柄ではないのだが、やはり「最もフランス的な指揮者」と呼ばれる人の特集とあればフランス音楽を偏愛する身としては見ないわけにもいくまい。ドビュッシーのオペラからマリウス・コンスタンが編曲した「ぺレアスとメリザンド交響曲」、こんな曲があったんかと思ったが、なかなかいいじゃないですか。題名が「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」とか「ガンダム交響曲」を連想させるものがあるんでどんなものかと思ったのだが(これは連想する方が悪い)。メインはショーソンの交響曲の抜粋だったが、これはイマイチだった。フルネの棒はともかく、団員があんまり乗ってない。みんなの顔に「面白くない曲だなぁ、早く済ませて一杯やろうぜ」と書いてある。もっともこれは10年ぐらい前の録画で、今の N 響だったら多少は違ってるかもしれないね。

2002/10/12(土)

 NHK 教育テレビで放送されていた「詩のボクシング・第2回全国大会」を見る。ちょっと見て面白くなさそうだったらやめよう、と思って見始めたのだが結局最後まで見てしまった。優勝者の倉地さん、新聞記事などでも紹介されていたみたいだけど、1回戦の「30人バス」が一番面白かった。ちょっとパフォーマンスが入ってくるので「詩」の面白さとは少し違うのかもしれないんだけどね。あと、広島の作曲家の人(名前忘れた)もインパクトがあった。あれも詩じゃなくて音楽だけどね。昔もくりんさんに聞いた「無伴奏人体ソナタ」の話を思い出してしまった。

音大の作曲科の「ソロ楽器のためのソナタを作る」という試験で、いきなり「無伴奏人体ソナタやります」と言って体中をバチバチ叩くパフォーマンスをやった人がいて、教官が目をむいた、という話。

2002/10/10(木)

 「Psync を使って自動的にバックアップする」を公開したとき、ログアウトのアップルイベントがうまく使えないことを書いたのだが、carbon-development メーリングリストに質問してようやく解決した。kAELogOut = 'logo' だそうです。というわけで、次のスクリプトで自動的にログアウトができる。

tell application "loginwindow"
  ignoring application responses
    <<event aevtlogo>>
  end ignoring
end tell

3行目の <<, >> は実際はそれぞれ option-バックスラッシュ、option-shift-バックスラッシュで入力する文字です。

2002/10/09(水)

 2日続けてノーベル賞の話題を書くとは思いもよらなかった……田中耕一氏にノーベル化学賞。大学の教授でなく企業(島津製作所)の技術者が選ばれたことも、43 歳の若さであることも、確かにすばらしい。でも僕がこの受賞に言い尽くせないほど感動した理由がもう1つあります。

 ノーベル財団のサイトに、授賞の対象となった研究の詳しい紹介がある(英文 PDF)。これによれば、田中氏の業績は「レーザー脱離イオン化法」を用いてタンパク質の質量分析に初めて成功した、というものである。ところが、ほとんど同じ時期にドイツ(ミュンスター大学の Hillenkamp 教授、フランクフルト大学の Karas 教授)のグループが同じような研究を進めているのだ。簡単な年表にしてみると:

 これを見ると、Hillenkamp 教授に賞が行きそうなもんじゃないですか(Karas 教授より Hillenkamp 教授の方が年長)。たぶん論文数も被引用回数も「インパクト・ファクター」(その論文がどれほど影響を与えたかの目安になる数値)もトータルすればドイツのグループの方が高いと思う。それにも関わらず、「最初にタンパク質のイオン化を実現した」ことを評価して賞は田中氏に行ったわけです。これはノーベル賞選考委員会の凄い見識だと思う。

 ともあれ、おめでとうございます。作業着姿の田中氏の記者会見、これ以上ないぐらいかっこよかった。島津製作所、それに日本のあらゆる技術系企業で地道に働いている技術者の皆さんのために、今夜は乾杯。

2002/10/08(火)

 小柴博士にノーベル物理学賞。すばらしい。スーパーカミオカンデニュートリノ振動実験はノーベル賞級成果と言われていたけど、さらにさかのぼって初代カミオカンデの成果が認められた、ということのようですね。日本の基礎科学の実力とともに、技術水準(浜松ホトニクスの光電子増倍管)の高さをも改めて証明した受賞。ともあれ、おめでとうございます。

一年前に野依教授が化学賞を受賞したとき「物理学賞も近いうちに日本人に」と書いたんだけど、翌年さっそく来るとはね。

2002/10/07(月)

 ヒューレット・パッカードの Deskjet 850C に Classic 環境からプリントできない、と以前に文句を言っていた(2002/5/24の日記)のだが、Mac OS 9.2 で立ち上げてプリンタドライバと Classic アプリを一から再インストールしてから OS X にブートし直すと、ちゃんと Classic からプリントできた。プリンタドライバのインストールは前にもやった記憶があるんだけど、どうしてうまくいかなかったのかなぁ。ともかく、OS X ネイティブではないものの一応プリントができるようになったので、もうしばらくこのプリンタには働いてもらうつもり。

2002/10/06(日)

 Chimera を常用しているけど、なかなかいいですね。スピードも Mozilla よりははっきり速い。個人的に改善を希望するのは以下の諸点。

 こういうの、どこに言えばいいんですかね。Bugzilla はちょっと敷居高いしなぁ。(問題を正確に英語で表現できる自信がないんだよね。日本語でも難しいのに。)

2002/10/05(土)

 妻とうちのそれぞれの両親を自宅に招待。妻は朝からいささか緊張の面持ちで、部屋の掃除の仕上げなどやっている。僕も一応形ばかり自室を片付ける。あんまり変わらなかったけど。6人で昼食に出かける。うちの両親は僕の運転する車に乗るのは初めてだが、特にコメントはなし。昼食は和風料理の店で、そこそこ高かったけど、それなりの味だったので安心する。4時過ぎに無事終了。まあ、ちょっと疲れたが楽しく過ごせてよかった。

2002/10/04(金)

 大学の「トップ30」が発表されてましたね。結局のところ、大学間の既存の序列に基本的には沿う形になって、富める者がますます富む構図になった模様。新聞などではこれをケシカランとしている記事も見かけたけど、大学に競争原理を導入する目的を考えればこの結果は理にかなっている。別にフェアプレイの精神に則って競争することが目的なんじゃなくて、「勝てる」研究ができる「勝ち組」大学を日本の中に生み出すことが目的なんだから、横一線のスタートラインから競争を始める必要なんてさらさらないのです。それが文部科学省の基本的な考え方だと思われます。

 ただね、「予算があれば勝てる研究」というのは大抵すでに誰かが道をつけている研究なんだよね。すでに道があって、それを誰が一番速く走れるか、という競争ならお金のあるところが勝つ。でも、本当に世界に誇れる研究をしようと思ったら、同じ研究をしているライバルと戦うんじゃなくて、周囲の無理解と戦い続けないといけない。「勝ち組」を作るという発想では、なかなかこの戦いに勝てない(それどころか、戦い自体に踏み込めない)。競争原理は必ずしも万能じゃないので、そこんとこヨロシク(死語)。

2002/10/03(木)

 事務室におみやげのお菓子を持って行った。2人の女性事務員さん曰く「どこで買ったんですか? えぇっ、渋谷?! 渋谷に行ったんですかぁ?」そんなに珍しいか?「いやだって、全然イメージ合わないんだもの」そこまで言わんでも。いや確かに渋谷は初めてなもんで、適当なお菓子屋さんを見つけるまで東急の地下を延々とうろうろしていたのであった。もしかして渋谷の景観を損ねてましたか? よっしゃ、次回の東京みやげはキオスクの鳩サブレで決まりや。

2002/10/02(水)

 学会出張から帰ってまいりました。今年は東大教養部。本郷には何度か行ったことがあるんだけど、駒場は初めて。「駅からの道わかるかなぁ」などと思っていたのだが、そんな心配は全く必要なかった。あれで道に迷う人がいたらそれはそれで特殊な才能ですな。駅の出口の階段を下りたら目の前が門だからね。もっとも、間違って本郷に行っちゃった人はいたけど。内容はまあぼちぼち。もともと地味な分野ではあるのだが、ここ数年はやや低調気味かも知れないな。「ミニシンポジウム」がいくつか設定されていたけど、どれを見てもあんまり面白くなさそう(失礼)だったのでパス。

 2日目(台風が来てた日)、夕方の空き時間にヤマハ銀座店へ。CD コーナーでの買い物:

 ボロディンのピアノトリオというのは珍しいのでは? 続いて楽譜コーナー:

 今回は吉松隆特集になってしまった。「サイバーバード協奏曲」のフルスコアもぜひ見てみたいんだけど、まだ出版されてないのかな? ウォルトンの "Varii Capricci" はギター曲のオーケストラ編曲、という変わり種。以前に一度スコアの取り寄せを試みたが絶版と言われ、その後も諦めきれずに楽譜屋にいくたびに探していたのだが、ついに見つけたので速攻で購入。面白いのは、3本のトランペットのうち1本が in D で、しかも異常に高い音を頻繁に使っていること。実音 F# が一番高いかな? CD で聴いたとき妙に華やかな音だと思っていたが、このせいだったのね。あと、現代音楽の棚でデュティユーのトロンボーンと吹奏楽のための作品のスコアを見かけたのだが、譜面を見た印象がイマイチだったので今回は見送り。吹奏楽のオーケストレーションは他人の手が入ってるみたいだし。

 帰る前に東大駒場の生協書籍部に寄ってみた。大学生協の書籍部というのは品揃えが面白いものだが、ここもさすが東大という感じ。文庫本のコーナーに赤川次郎が4冊ぐらいしかなかったもんなぁ。ここの買い物リスト:

 文庫本ばっかり。まあ、単行本は持って帰るのが重いし場所もとるからね。「ああ言えばこう食う」は期待通り面白かった。「ぼくは勉強ができない」も同様。みんな言ってるけど、タイトルが素晴らしいね。「活字狂想曲」は半分ぐらい読んだけどあんまり面白くなくて、続きを読むかどうか思案中。「オイラーの贈物」は、今手元に数学書がないのでリファレンス代わりのつもりで買ったが、まあまあ面白い。「i の i 乗が実数 (ii = e-π/2) 」というのは驚いた。

 正確に言うと、指数関数は無限多価だから ii = e(2n-1/2)π(n は任意の整数)と無限の値があるけど、どれも実数になるのね。